シャープは8日、シアターラックシステム「AQUOSオーディオ」シリーズの新モデル「AN-AS6000」および「AN-AS5000」を発表した。発売はAN-AS6000が6月10日、AN-AS5000が3月25日で、価格はオープン。推定市場価格はAN-AS6000が130,000円前後、AN-AS5000が90,000円前後となっている。
薄型テレビを上に置いて使用するシアターラックスピーカーで、AN-AS6000は60V型テレビ用、AN-AS5000は52V型~40V型用となっている。最薄部95mmと薄く、テレビを壁寄せに設置する場合に最適だ。本体下部にはレコーダー設置スペースが設けられており、テレビやレコーダー用ラックとして使用できる点は通常のシアターラックスピーカーと同様。
シアターラックシステムとして初めて、「HVTスピーカー」を採用するのも特徴だ。HVTスピーカーはパイオニアが開発した技術で、前後に振動板を配置するもの。無指向性のため、部屋全体を包み込むような音響効果を実現し、また濁りの少ない音声の再生が可能となっている。また、サブウーファーは16cm・出力150W(実用最大出力)で、大音量により迫力のある低音を実現する。
そのほか、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」のリモコンで本製品の操作が行える「AQUOSファミリンクII」に対応するなど、シャープ製テレビ・BDレコーダーなどとの親和性の高さも特徴。
主な仕様は2モデルとも共通で、スピーカーユニットはフロントスピーカーが6.3cm両面駆動HVTユニット(4Ω)×2と3cmツイーター(4Ω)×2、サブウーファーが16cmウーファー(8Ω)×1、実用最大出力は300W(フロントスピーカー:75W×2、サブウーファー:150W)、アンプ方式はデジタルアンプとなっている。接続インタフェースはHDMI端子が入力×2系統/出力×1系統、光デジタル入力×1系統、アナログ音声入力×1系統、ヘッドホン出力×1系統(3.5mmステレオミニジャック)。消費電力は使用時90W・待機時0.2Wだ。
なお、設置に対応する液晶テレビ「AQUOS」シリーズは、同社のWebサイトで確認できる。
型番 | AN-AS6000 | AN-AS5000 |
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サイズ(最大外形寸法) | W1,383×D383×H584mm | W938×D357×H575mm |
レコーダー収納部 開口寸法 | W900×H77mm | W484×H66mm |
重量 | 未定 | 約31kg |
テレビ取付部耐荷重 | 約35kg | 約30kg |
ベース板耐荷重 | 約20kg | 約10kg |