『シャーロック・ホームズ』初の女性版ワトソンにルーシー・リューが決定

ルーシー・リューが、アメリカCBSが製作中のテレビドラマ『エレメンタリー』で初の女性ワトソンを演じることが明らかとなった。

ニューヨークを舞台にした現代版『シャーロック・ホームズ』と言われる本作は、ジョニー・リー・ミラーが主人公シャーロック・ホームズを演じることがすでに決定している。脚本は、『ミディアム 霊能者アリソン・デュポア』のロブ・ドハーティ、プロデューサーはサラ・ティンバーマンが担当する予定。原作では、シャーロック・ホームズの相棒ジョン・ワトソン医師は男性だが、このドラマのワトソンは女性として描かれる。

そんな中、イギリスBBCのドラマ『SHERLOCK』(シャーロック)のプロデューサーであるスー・ヴァーチューは、この2作品が似通ってしまうことを懸念しているようで、「我々はCBS局から連絡を受け、我々の著作権を侵害する内容がないかを確認するため、完成した脚本を綿密に見せて欲しいという意向を伝えました」と話している。この『SHERLOCK』は、その名の通り『シャーロック・ホームズ』シリーズを題材としたテレビドラマであり、英国アカデミー賞最優秀テレビドラマ賞、エミー賞ミニ・シリーズ部門脚本賞を受賞しており、イギリス国内では大変な人気作。こちらのワトソンはマーティン・フリーマンが演じている。

これに対しCBS側は「我々の作品は現代版『シャーロック・ホームズ』であり、オリジナルキャラクター同様、公有財産であるホームズやワトソンをはじめとした数々のキャラクターたちに基づくものです。保護されるべきいかなるストーリー内容や作品も、侵害することはありません」と回答している。

『エレメンタリー』は予定通り製作が進めば、今年秋にも同局で放送される予定だ。

(BANG Media International)

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