東武鉄道は4日より、特急スペーシアのリニューアル第3弾、サニーコーラルオレンジを基調とした編成の運転を開始した。東京スカイツリーライティングデザイン「雅」「粋」基調の編成も運転されており、全3タイプのリニューアル車両が出そろった。

サニーコーラル基調にリニューアルされた特急スペーシア

サニーコーラルオレンジは日光・鬼怒川方面観光列車の象徴色。リニューアル第3弾の編成はこのカラーをベースに、東武のグループロゴカラー「フューチャーブルー」のラインもあしらった。

同編成がデビューした4日は、春日部発浅草行の特急「けごん2号」、浅草発東武日光行特急「けごん1号」などの列車に使用された。車内では「特急スペーシアリニューアル記念乗車証明書」や記念品がプレゼントされ、東武日光駅や鬼怒川温泉駅ではお出迎えイベントも行われたという。

「粋」(写真左)、「雅」(同右)基調の編成にも「東京スカイツリータウン開業カウントダウンヘッドマーク」を掲出

現在、東武鉄道ではスペーシアのリニューアル車両に「東京スカイツリータウン開業カウントダウンヘッドマーク」を掲出している。4日に運転されたサニーコーラルオレンジ基調の編成にも、「開業まで、あと79日」と掲げられた。このヘッドマークは5月22日の東京スカイツリータウンのグランドオープンまで、1日ごとにカウントダウンして表示されることになっている。

なお、特急スペーシアに使用される100系車両(全9編成)は今後、3編成ずつ3タイプのカラーリングにリニューアルされる。「スペーシアきぬがわ」などに使用されるJR線との直通に対応した車両も、今後3タイプのカラーリングへの変更を予定している。