中国ZTEは、世界最大のモバイル見本市「Mobile World Congress 2012」にあわせて、LTE、クアッドコア、Android 4.0など最新技術を導入した10機種以上の新製品を発表。同社のブースでこれら新製品の展示を行っていた。
インフラ事業も展開する同社だが、今回は端末を中心とした展示となっていた。ZTEによると、同社スマートフォンは2011年、400%の成長を遂げたという。今後も、欧州や米国市場強化のためにスマートフォンとタブレットラインを拡充していく戦略だ。
2012年のフラッグシップ端末という「ZTE Era」。1.3GHzで動作するクアッドコア「Tegra 3」を搭載した同社のハイエンド端末。960×540ピクセルの4.3インチディスプレイと8メガピクセルカメラを搭載する。厚さ7.8mmの薄型化も実現した |
同じくハイエンドの新製品「Mimosa X」。1.2GHzで動作するNvidia Tegra 2を搭載。NVIDIAが買収したIceraのベースチップとTegra 2を搭載したスマートフォン。OSはAndroid 4.0を採用し、ネットワークはHSPAをサポート。ディスプレイは4.3インチ(960×540ピクセル)のQHD。8メガピクセルのカメラも備える |
Android 4.0搭載機の「ZTE Kis」。ディスプレイは4.5インチで8メガピクセルカメラを搭載 |
ZTE Skateの後継となる「ZTE Skate Acqua」。Android 2.3を採用したHSPAスマートフォン。4インチのWVGAディスプレイを採用し、5メガピクセルカメラを搭載 |
「ZTE PF100」は10.1インチと同社製タブレットでは大型のモデルで、1.5GHzのNvidia Tegra 3搭載。OSはAndroid 4.0 |
同じくクアッドコアで、Android 4.0を採用したタブレット「ZTE T98」。ディスプレイは7インチ |
LTEタブレットは3機種発表された。こちらは、「ZTE V6」。ディスプレイは7インチで、1.2GHzのデュアルコアCPUを搭載 |
こちらもLTEタブレットで「ZTE V96」。ディスプレイは10.1インチで、Android 4.0を採用 |
ZTEは今回、Windows Phone「ZTE Orbit」も発表。同社は、英国などでWindows Phone「ZTE Tania」を提供しており、Orbitは2機種目のWindows Phoneとなる。今後、Androidと同様Windows Phoneにもコミットしていく戦略だ。
ZTE Orbit。Qualcommの1GHzチップを搭載し、ディスプレイは、4インチ(800×480ピクセル)のTFT液晶。5メガピクセルのカメラを搭載し、NFCもサポート |
左がOrbit、右がTania。Taniaはディスプレイが4.3インチと少し大きめ。ブースの説明では、OrbitがWindows Phone Tangoで、TaniaがWindows Phone Mangoとなっていた |
(記事提供: AndroWire編集部)