アップルは、アーティストやレコーディングエンジニアが意図した通りのサウンドクオリティで楽曲を配信可能にする「Mastered for iTunes」に対応した無料公式ツールの配布を開始した。
今回配信が開始されたのは、Mastered for iTunesテクノロジーの概要を日本語で解説したPDFファイルをはじめ、iTunes Plus AACによってエンコードされた音声のソースファイルとの比較、クリップやピークの検出などシンプルなテストリスニング環境を提供するAudio Unitプラグイン「AURoundTripAAC Audio Unit」、AIFFおよびWAVEのソースファイルをドラッグ&ドロップするだけでiTunes Plusフォーマットのマスターを自動的に作成できる「Master for iTunesドロップレット」、さらにiTunes Storeで使用されるエンコーダと同一のテクノロジーでマスターをプロセスするコマンドラインツール「afconvert」(Mac OS Xのターミナルからアクセスが可能)などとなっている。