ウェザーニューズは27日、関東で花粉飛散数が増加したことなどから、東京都を含む1都6県(東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城・栃木・静岡)が"本格花粉シーズン"に突入したと発表した。
同社は、全国1,000カ所に、花粉観測量に応じて目の色が変化する花粉観測機「ポールンロボ」を設置し、花粉を観測している。
これによると、東京都内に設置した69カ所の観測地点のうち21カ所で、花粉症の症状が出始める花粉飛散量(30個)を超えると予測されたほか、都内在住の花粉症の症状報告についても、3割以上が「ややつらい」またはそれ以上の症状を感じ始めたという。さらに、神奈川県などの地域でも同じく30個以上の飛散が予想されたことから、これらの地域が本格的な花粉シーズンに突入したと判断した。
あわせて、一定の花粉飛散量が観測された京都府と滋賀県についても、同日より"花粉シーズン"に入ったと発表した。
今後は3月に入る頃には寒さが緩むため、花粉の飛散量も多くなると予想している。また、今シーズンの花粉飛散量は、昨シーズンの3割程度となる地域が多いものの、全体的には例年並みの飛散量となるとみられ、同社は細心の花粉飛散情報を確認し、十分な対策を取るよう呼びかけている。
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