ソニーは28日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-HX30V」を発表した。発売は3月16日で、価格はオープン。推定市場価格は45,000円前後となっている。
高倍率の望遠レンズを搭載する「DSC-HX」シリーズの新モデル。厚さが34.6mmと持ち運びやすいサイズながら、光学20倍ズームレンズやGPS通信機能、無線LAN(Wi-Fi)接続機能など、豊富な機能を搭載する。
撮影機能に関しては20倍ズームレンズに加えて、超解像技術で画質劣化を抑えたデジタルズームが可能な「全画素超解像ズーム」により40倍相当までのズームが行える。さらに、撮像素子も有効約1,820万画素の1/2.3型Exmor R CMOSセンサー(裏面照射型)を新たに採用しており、高精細な描写が可能だ。「プレミアムおまかせオート」撮影もISO12800対応となった。また、カメラを水平な状態に保って撮影するのに便利な電子水準器も追加されている。
また、無線LAN(Wi-Fi)接続機能により、スマートフォンやタブレット端末との連携が可能。スマートフォンでは撮影できない望遠写真をワイヤレスでコピーしたり、FacebookやTwitterなどのSNSへアップしたりすることができる。なお、スマートフォンやタブレットにはあらかじめ、「PlayMemories Mobile」のダウンロードが必要となる。
その他の主な仕様は、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)、レンズの焦点距離が25~500mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.2~F5.8、手ブレ対策機能が新開発ジャイロセンサー・新アルゴリズムを採用した「ピタッとズーム!」、対応感度がISO100~ISO12800となっている。背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶方式で、記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCカード、microSD/SDHCカードと内蔵メモリ(約105MB)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEG(2D静止画)、MPF(3D静止画)、動画がAVCHD、MP4となっている。付属バッテリー使用時の撮影可能枚数は約320枚(CIPA準拠)だ。
サイズはW106.6×D34.6×H61.9mm、重量は本体のみで約221g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約254gとなっている。