ソニーは28日、デジタルカメラ「サイバーショット(Cyber-shot)」の新モデル「DSC-HX200V」を発表した。発売は3月9日で、価格はオープン。推定市場価格は50,000円前後となっている。
光学30倍という超望遠仕様の「Vario-Sonnar T*」レンズを搭載するハイエンドモデル。超望遠ながら開放F値も広角端でF2.8、望遠端でF5.6と明るい。超解像技術で画質劣化を抑えたデジタルズームを行う「全画素超解像ズーム」では60倍相当のズーミングが可能となっており、遠くの被写体も迫力あるサイズでフレームに収められる。
手ブレ補正は、新開発のジャイロセンサーや改良したアルゴリズムを採用した"ピタッとズーム!"に対応。手ブレが発生しがちな望遠撮影時でも、ブレを抑えて被写体を捉えやすい。
また、「プレミアムおまかせオート」時の最高感度がISO12800となることで暗所での撮影性能も強化され、電子ビューファインダー(EVF)を備えているため接眼してカメラを固定した状態で撮影可能となっている。そのほか、GPS通信機能を搭載しており、撮影場所の位置情報を画像に付加することも可能だ。
主な仕様は、撮像素子が有効約1,820万画素・1/2.3型Exmor R CMOSセンサー(裏面照射型)で、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)、レンズが焦点距離27~810mm(35mmフィルム換算時)、対応感度はISO100~ISO12800となっている。背面のモニターは約92.1万ドット・3型の液晶で、垂直方向の可動機構を備えるバリアングル方式、EVFは約20.1万ドット相当・0.2型、記録メディアはメモリースティック デュオ/PRO デュオ(High Speedタイプ含む)/PRO-HG デュオ、メモリースティック マイクロ(Mark2含む)、SD/SDHC/SDXCカード、microSD/SDHCカードと内蔵メモリ(約105MB)が利用可能で、記録形式は静止画がJPEG(2D静止画)、MPF(3D静止画)、動画がAVCHD、MP4となっている。付属バッテリー使用時の撮影可能枚数(CIPA準拠)は液晶利用時で約450枚、EVF利用時で約490枚だ。
サイズはW121.6×D93.3×H86.6mm、重量は本体のみで約531g、バッテリーとメモリースティック デュオを含む状態で約583gだ。