八十二銀行は27日、インターネットバンキングのセキュリティを強化するため、EMCジャパンが提供する「RSA FraudAction トロイの木馬対策サービス(アールエスエー・フロードアクション・トロイの木馬対策サービス)」を導入した。同サービスの導入は、地方銀行初となるという。
同サービスは、個人向け「八十二<インターネットバンキング>」および 法人向けインターネットバンキング「ネットEB」が対象。顧客のインターネットバンキングのID、パスワードなどを詐取する危険なWebサイトを検知・閉鎖し、情報の不正引き出しを防ぐ。
「トロイの木馬」とは、サイトの閲覧やメールなどインターネットを経由してパソコンに侵入し、パソコン内部で様々な活動をする不正プログラムの一種。感染した場合、画面の表示内容などを見られたり、パソコン内に保存してあるファイルを無断で外部に送信されたりする危険があるほか、プログラムを通じてさらに悪質なウィルスに感染させられ、場合により個人情報などが不正利用される危険もあるという。
なお、同サービスの実施についてはすべて同行で対応するため、顧客が手続き、負担などすることはないとしている。
【関連リンク】 「フィッシング行為」と「ID・パスワードの不正取得」に罰則 - 警察庁 ネットバンキング新規契約で地域特産物を贈呈 - 八十二銀行がキャンペーン |