佐賀銀行は3月1日より、難聴者を対象に「耳マーク」シールを通帳などに貼付するサービスを開始する。これにより、通帳返却の案内などの呼び出しの際、難聴者が気付かないといったことなどを防ぐ考え。

「耳マーク」シール使用(左・中)、振動式の呼出機(右)イメージ(出典:佐賀銀行Webサイト)

同行は現在、全営業店の窓口に「耳マーク」表示板を設置し、難聴者に対して筆談ボードやコミュニケーションボードなどで応対しているが、今回、全営業店に「耳マーク」シールを用意し、希望者に通帳の表紙裏面(見返し面)に貼付することを決定した。また、来店者が多くロビーが広い営業店舗(本店営業部など17店舗)については、別途、振動式の呼出機を準備するという。

今後は、「音声案内付きATM、点字ブロック、杖ホルダー、ホームページの音声ガイド対応、代筆・代読の取扱い、成年後見人へのキャッシュカード発行、ユニバーサルデザイン書体の伝票などの拡充を行うとともに、ホスピタリティ講座などの研修を通して、CS(顧客満足度)の向上を目指す」としている。

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