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映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』が3月16日に公開される。これに先駆けて21日、国会議員向けに「鉄の女を考える会」と銘打った試写会が実施され、辻元清美衆議院議員、河野太郎衆議院議員をはじめ、約120名の議員と秘書が参加した。
本作では、英国初の女性首相となったマーガレット・サッチャーを、メリル・ストリープが本人と見紛う程に熱演し、アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされている。また第69回ゴールデン・グローブ賞に続き、第65回英国アカデミー賞の主演女優賞、第62回ベルリン国際映画祭の名誉金熊賞などを立て続けに受賞するなど、賞レースの先頭集団の一角を担う。
辻元清美衆議院議員は、「政治の厳しさとともに1人の人間として、女性としての生き様が伝わってきて、同じ女性政治家としていろいろなことを考えさせられました。男性政治家より女性政治家のほうが厳しい状況なのは日本も変わらないですね。決断して時代を動かすサッチャーさんは、私を育ててくれた土井(たか子)さんとすごく重なりました。考え方や哲学は違いますが、信念を貫くところは、私も似ているなと思います。パワーをもらえる映画なので、サッチャーさんと同じような思いをしている、働く女性の方に観てほしいです」とコメント。
では、男性議員の感想はどうだろう。
河野太郎衆議院議員「強い信念をもった人で頭が下がります。11年も首相を務めたのはすごいことです。今の日本にはいないからね」
古川元久衆議院議員「"鉄の女"サッチャーさんの新しい一面が見ることができました。人間なら誰しも持つようなものを兼ね備えながら、リーダーとして振る舞う姿に尊敬の念を感じました。まるで本物のサッチャーさんを見ているようでした」
中川秀直衆議院議員「彼女が首相になったのが1979年、私が議員になったのが1976年。同じ時をずっと政治家として歩んできたからいろんなことを思い出しました。考えが言葉になり、言葉が行動になり、行動が運命になり、という彼女の強い信念を凄く感じました。そして、ご主人をひとりにして家庭を随分犠牲にしてきたのだろうが、それでもご主人のことを愛していたというのが非常によく伝わってきました」
映画『マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙』は3月16日(金)からTOHOシネマズ日劇ほかで全国公開。配給はGAGA。
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