俳優の佐藤健と女優の石原さとみが21日、都内で行われた舞台『ロミオと&ジュリエット』の制作発表に出席した。

舞台『ロミオと&ジュリエット』の制作発表に出席した佐藤健(左)と石原さとみ 拡大画像を見る

同作は、これまでも数えきれないほど上演され続けているウィリアム・シェイクスピアによる戯曲の舞台化作品。舞台初出演となる佐藤がロミオを、石原がジュリエットを演じ、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー出身でイギリスの演出家、ジョナサン・マンビィが演出を手掛ける。共演は、橋本さとし、石野真子、長谷川初範、賀来賢人、菅田将暉、尾上寛之、姜暢雄ほか。

佐藤は「数年後に『ロミオ&ジュリエット』といえばこの作品、と言われるような作品にできれば。原作の世界観はそのままにしつつ、皆さんに届くように洗練させていきたい」と気合十分。石原も「実は作品を見たことがないんですけど、今回はジョナサンさんの色に染まりたい。稽古が楽しみです」と笑顔を見せた。初舞台となる佐藤は「プレッシャーはありますね。今はもがいているところです」としつつ、「恋愛物語なので、女性の皆さんは甘いセリフを期待しているかと思います。ロマンティックに演じられれば」と話し、舞台は何度も経験している石原は「真っ白な気持ちで臨みたいです」と気負いなく語った。

報道陣からお互いの印象について聞かれると、佐藤は「以前に石原さんが出演した舞台を見させていただいたことがあるんですが、とても輝いていました。今回は頼ってしまうかもしれないですね」と話すと、石原は「可愛らしいイメージがありましたが、実際にお会いすると男らしい方なんです。ロミオをどう演じるのか楽しみですね」と息もぴったりな様子。本作が恋愛をテーマにしていることから、稽古中は疑似恋愛していく? と聞かれると佐藤は「まだまだびびっていますが、僕はそういうつもりでいます! 石原さんがシャットアウトするかもですが(笑)、頑張ります」と"宣言"していた。

前列左から、ジョナサン・マンビィ、石野真子、佐藤健、石原さとみ、橋本さとし、長谷川初範、後列左から、尾上寛之、賀来賢人、菅田将暉、姜暢雄

『ロミオ&ジュリエット』は、5月2日~27日の期間で東京・赤坂ACTシアターにて、5月31日~6月10日の期間では大阪・シアターBRAVA!にて公演される。