JR北海道は21日、小樽駅リニューアル工事の今後のスケジュールについて発表した。現在進められている外観復元工事と耐震補強工事は3月で完成し、4月下旬には、駅舎北側に「ノスタルジック・モダン」がコンセプトの店舗エリアがオープンする。
小樽駅の駅舎は1934(昭和9)年に建設され、現在は道内最古の鉄骨鉄筋コンクリート造りの駅舎に。小樽の景観を印象づけるレトロな雰囲気に加え、上野駅などと同様の近代的駅舎であることが評価され、国の有形文化財にも登録されている。
同駅舎の改修工事は2010年より着手され、外観の復元や耐震性の確保に加えて内部リニューアルも進められた。工事の完成により、さらなる利便性向上が図られることに。
駅構内に分散していた店舗も駅舎北側に集約。「古き良き小樽」と「新たな小樽」の良さがミックスされた空間になる予定で、店舗エリアには北海道初上陸の「バーガーキング JR小樽駅店」がオープン。他にも「Cafe 可否茶館」(カフェ)、「小樽サンジェルマン」(ベーカリー)、「駅なかマート タルシェ」(食のセレクトショップ)、「北海道四季彩館 小樽店」(コンビニ・土産店)といった店舗が並ぶ。