2011年iTunes映画ダウンロードランキングにて邦画ランキング1位に輝いた『イヴの時間劇場版』を手掛けた吉浦康裕監督が、2012年2月12日、ワンダーフェスティバルの「WONDERFUL HOBBY LIFE FOR YOU!! 15」ブース内、ニコニコ生放送『朝から朝まで生ワンホビテレビ11』に出演した。
■劇場アニメ『サカサマのパテマ』ストーリー概要
どこまでも、どこまでも坑道が続く地下世界。狭く暗い空間であっても、人々は防護服を身にまとい、慎ましくも明るく楽しい日々を送っている。
地下集落のお姫様であるパテマは、まだ見ぬ世界の先に想いを馳せて、今日も坑道を探検する。お気に入りの場所は、集落の「掟」で立ち入りが禁止されている『危険区域』。これまでに見たこともない広大な空間には、幻想的な光景が広がる。世話役のジィに怒られながらも、好奇心は抑えられない。
いつものように『危険区域』に向かったパテマは、そこで、予期せぬ出来事に遭遇する。何が『危険』であるのか、誰も彼女に教えてはくれなかったから。
隠された"秘密"に触れる時、物語は動き出す――
新作劇場アニメーション『サカサマのパテマ』の制作のため、しばらく公の場に登場しなかった吉浦監督は、新情報を心待ちにしていたファンのために、「まだあまり多くを語れませんので、代わりに全世界初公開のプロモーションビデオをご覧下さい」と、本作初公開となる約1分の映像を披露した。
プロモーションビデオは、物語の主人公の少女・パテマと思われる人物が、地下世界を駆ける映像。壮絶な描き込みの背景が示す、その壮大な世界観に、ワンダーフェスティバル会場は拍手で包まれ、約3万人が視聴するニコニコ生放送には「早く観たい、もっと観たい」というコメントが寄せられた。
『サカサマのパテマ』は、原作・脚本・監督すべてを吉浦康裕氏が手掛ける、完全オリジナルのアニメーション作品。そのため、まだまだその内容はベールに包まれているが、作品の発表と同時に「幅広い層が見られるオリジナルアニメ作品」として各所から注目を集めている。
なお、『サカサマのパテマ』は「月刊ビッグガンガン」(スクウェア・エニックス刊)にて、アナザーストーリーのコミック化が決定しているので、こちらも注目しておきたい。
劇場アニメ『サカサマのパテマ』は2012年全国劇場公開。原作・脚本・監督は吉浦康裕氏、アニメーション制作はパープルカウスタジオジャパンが担当する。配給はアスミック・エース。
(C)Yasuhiro YOSHIURA/Sakasama Film Committee |