パナソニックは10日、ブルーレイディスク(BD)プレーヤー「DMP-BDT320」「DMP-BD77」を発表した。発売は3月15日。価格はオープンで、推定市場価格はDMP-BDT320が25,000円前後、DMP-BD77が17,000円前後となっている。
同社では昨年2月に厚さ35mmという薄型BDプレーヤー「DMP-BDT110」を発売しているが、DMP-BDT320は、それよりもさらに薄い27mmという世界最薄サイズを実現したモデル。使用されているドライブはスロットインタイプで、市販のBD/DVDタイトルのほか、BD-RE/R・DVD±R/±RW/-RAM・音楽CD・CD-R/RWの再生に対応する(カートリッジタイプのDVD-RAMは取り出して使用)。再生可能な映像フォーマットは従来機から変更されていないが、音声フォーマットは、従来のCD-DAとMP3に加え、最大192kHz/24bitまでのFLAC形式とデータディスクに記録されたWAV形式に対応した。また、MPO形式の3D静止画の表示も可能だ。
映像面では、ブルーレイ3Dの再生に対応するほか、「3D奥行きコントローラー」と「2D→3D変換」機能も搭載している。音質面では、AVアンプを接続した際のジッターノイズの発生を抑える「HDMI低クロックジッターシステム」を搭載する。従来から搭載されていた「ハイクラリティサウンド」も、新たに「ハイクラリティサウンドplus」となった。ハイクラリティサウンドは不要な回路をオフにすることで音質へ悪影響を与えるノイズを低減する技術だが、plusでは、アナログ接続で音楽CDを再生する際のHDMI回路停止も新たに可能になっている。ネットワーク関連では、DLNAのクライアント機能「お部屋ジャンプリンク」や、クラウド型サービス「ビエラ・コネクト」に対応する。スマートフォンとの連携機能も用意される予定だ(iPhone・Android端末の両方に対応)。
DMP-BD77は2D専用のスタンダードモデルだが、DMP-BDT320と同様にFLAC形式(92kHz/24bit)の再生に対応するほか、「お部屋ジャンプリンク」や「YouTube」も利用可能だ。
型番 | DMP-BDT320 | DMP-BD77 |
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出力インタフェース | HDMI×1/ビデオ出力×1/光デジタル音声出力×1/アナログ音声出力×1 | HDMI×1/ビデオ出力×1/アナログ音声出力×1 |
SDカードスロット | 1 | - |
LAN端子 | 1 | |
USBポート | 1 | |
本体サイズ | W430×D179×H27mm | W430×D199×H36mm |
重量 | 約1.5kg | |
消費電力 | 約7.9W | 約13W |