CP+2012のカシオブースは、サクサク撮れる快速シャッターが好評の「EXILIM ZR」シリーズを大々的にPR。また、同社の定番機種として人気のゴルフ専用モデルやGPSデジカメ、撮影後の写真加工/鑑賞としてすっかり認知された感のある"絵画変換"のネクストステージをプレゼンテーションしている。高度かつユニークな技術で、デジタルならではの「カメラと人との新しい関わり方」を追求するカシオブースは、今回も要チェックだ。
"撮りたいシチュエーション"で突出した性能を発揮するカメラを提案
ハイスピード技術を結集して、高速なオートフォーカスや撮影間隔という快適なシャッターフィーリングを実現したEXILIM ZRシリーズ。高速連写による複数画像を合成して紡ぎ出す、高画質な画像も大きな魅力だ。光学12.5倍+25倍プレミアムズームの高倍率ズームを搭載した「EX-ZR200」(発売中)に加え、光学8倍+16倍プレミアムズーム搭載のニューモデル「EX-ZR20」が3月16日に登場予定。カシオブースでは、このEX-ZR20もいち早く体験できる。
中でも、現状ではEX-ZR20だけに搭載される新機能「HSナイトショット」は、体験コーナーでぜひトライしたい機能だ。体験コーナーの中は、およそ写真を撮る環境とは思えない暗室。その暗がりから、コンパニオンの女性の姿がうっすらと見える。そんな状況下で彼女の指示に従い、EX-ZR20のシャッターを押すのだが、その撮影画像が非常に明るいのだ。加えてホワイトバランスもかなり正確。カシオのハイスピード技術、恐るべし!
来場者が実際にゴルフボールをショットできるシミュレーターでは、ゴルフ専用デジカメ「EX-FC200S」のスイングチェック機能を体験できるとあって、ゴルフ愛好家の順番待ちが途切れない。
また、発売以来、地図内蔵モデルならではの使いやすさでGPSデジカメの頂点に君臨する「EX-H20G」も、御岳山登山マップとともに展示。こちらも登山や旅行を好む来場者から、アツイ視線を集めていた。
ゴルフファンから絶大な人気を得るEX-FC200Sで、あなたもフォームチェックしてみてはいかが? |
GPSデジカメのEX-H20Gはロングセラーモデル。電源オフ時にも移動経路を拾っているので、GPSロガーとしても人気が高い |
EXILIMのHDRアート機能や、Webアートサービス「イメージングスクエア」でお馴染みの、カシオの十八番、写真のアート風絵画変換技術もさらにユニークな進化を遂げた。1枚の写真から被写体の凹凸を判別して3Dデータ化し、これをなんと3次元出力(造形)しているのだ! しかも、そのサンプル展示の中になぜか萌えイラストが!?
詳しくは以下の写真、もしくは実際にCP+2012のカシオブースでご覧いただくとして、なんだか面白いことになりそうだ。ちなみに、絵画変換表現自体も着々とバリエーションを増やしており、水墨画調や魚拓調など、趣味だけにとどまらず、店舗や商業施設の装飾などにも使えそうなほどクオリティが上がっている。もはや"写真"が写真にとどまらなくなる日は近い…かも!?
おぉ、写真がえらく立体的に見える! というか本当に立体。カシオの「1枚の写真から3次元データを生成する技術」の見せ方のひとつ |
Webアートサービスのイメージングスクエアでは、カシオ製品のユーザーでなくても絵画変換などを楽しめる。ブース内に体験コーナーも設置されている |