コンパクトデジカメから一眼レフ、EFレンズシステム、そしてホームビデオからプロフェッショナル用撮影機材と、光学&映像技術のパイオニアとして群を抜く製品数を「CP+2012」で展開・展示しているキヤノン。会場トップクラスの広大なブースであるにもかかわらず、来場者があふれるほどの賑わいを見せている。
キヤノンブースを効率良く見学するコツは、一眼レフ、コンパクトデジカメ、ホームビデオなど興味のあるものをあらかじめ絞り込んでおくことだ。とにかく来場者が多く、人気のある機種には常に行列ができているため、端から順番に見ていこうなどと悠長に構えていると、一番のお目当てのものは影すら見られなかった……なんてことになりかねない。
特に人気が高いのは、一眼レフカメラ「EOS-1D X」のタッチ&トライコーナー。35mmフルサイズセンサーを搭載した待望のニューモデルであることに加え、発表されたばかりの高性能大口径標準ズームレンズ「EF24-70mm F2.8L II USM」(4月発売予定)が装着されているとあって、行列が絶えない状態だ。
「EF24-70mm F2.8L II USM」を装着した「EOS-1D X」。最新のハイエンド機と最新の高性能レンズという、滅法ぜいたくな組み合わせだ |
「EF8-15mm F4L フィッシュアイズーム」のカットモデル |
豊富なEFレンズのラインナップ。上からのぞいているのは定番展示の望遠レンズタッチ&トライコーナー |
ハリウッドなど映像制作市場への本格的参入のための「CINEMA EOS SYSTEM」。その中核をなすのが「EOS C300」だ。4K対応の高画質交換レンズを装着する |
一方、バラエティ豊かなコンパクト機コーナーも大人気。中でも1.5型の大型センサーを採用した「PowerShot G」シリーズの最新モデル「PowerShot G1X」は人気が高く、どの列に並べばいいのかすらわからない状態だ。
その他のコンパクト機も百花繚乱。高倍率モデルやタッチパネル装備、Wi-Fi、個人認証機能など、先進技術を搭載した新機種が注目を集めている。
Wi-Fiを使ったアドホック接続で、スマートフォンやタブレットと写真や動画を共有できる「IXY 1」 |
「IXY420F」もWi-Fiをサポート。加えてタッチパネル採用により、画面タッチでシャッターを切ることができる |
一方、ホームビデオカメラ「iVIS」シリーズにもWi-Fi搭載機「iVIS HF M52」が新たにラインナップ。同社プロフェッショナル用ビデオカメラと同様のHD CMOS PROセンサーの採用と合わせて、多くの来場者が関心を寄せている。
「IXY」持って来たしー!! - 吉高由里子さんのトークショーも開催
初日、ブース内の特設ステージにサプライズゲストとして現れたのは、女優の吉高由里子さん。今期も引き続き「IXY」シリーズのコミュニケーション・パートナーを務める彼女は、「IXYで身近なものを撮って楽しんでいます」とのこと。特にトイカメフィルターがお気に入りだとか。
なお、彼女が出演するIXYの新CMは、3月よりオンエア予定。MCの女性に「『IXY持っていくしー!』に続く新しいキャッチフレーズをお願いします」と振られた吉高さんはちょっとはにかみながら「ずっと残すなら、IXY」と可愛らしくキメてくれた。