オンキヨーは9日、DLNAスピーカーの新モデル「GX-W100HV」を発表した。発売は2月18日で価格はオープン。市場想定価格は4万円前後と見られる。
GX-W100HVは、VL-DIGITALアンプ搭載のアクティブスピーカーに、DLNA 1.5のレンダラー機能を搭載した製品だ。再生可能な音声フォーマットはMP3/AAC/WAV。使い方は、DLNAのメディアコントローラー(DMC)機能を搭載した機器でコンテンツを選択し、GX-W100HVで再生するというスタイルになる。製品にはDMCに対応したソフトウェアは付属していないが、Windows 7ならば標準状態で使用可能だ。その他のOSを使用しているPCやスマートフォンでも、DMCソフトを導入することで利用可能になる。ネットワークはWi-Fiにのみ対応し(IEEE802.11 n/g/b)、有線LAN端子は装備していない。搭載しているアンプの最大出力は15W×2。搭載しているユニットは12cmA-OMFウーファーと3cmリングツイーターだ。キャビネットはバスレフ式で、素材は15mm厚のMDF。再生周波数帯域は50Hz~100kHzとなっている。
同社では、昨年12月にDLNAスピーカー「GX-W70HV」を発売している。GX-W100HVはその上位機種となる製品で、GX-W70HVと比べて使用しているユニットが大型化しているほか、新たに光デジタル入力にも対応した。デジタル入力はS/PDIF(光)で、24bit/96kHzの信号入力に対応する。従来同様、アナログ入力端子も備えているが、デジタル入力とアナログ入力は排他の仕様で、背面パネルにあるスライドスイッチで切り換える形。DLNAと有線入力の切り替えはフロントパネルにあるスイッチで行う。また、フロントパネルには、ボリュームコントロール、BASS/TREBLE独立のトーンコントロール、ヘッドホンジャック(3.5mmステレオミニ)を装備する。本体サイズは、右がW140×D194×H260mmで、左はD(奥行き)のみ180mmだ。質量は、右が3.7kgで左が3.3kgとなっている。