現在は日本語がサポートされておらず、「英語発音の練習ソフト」などと冗談めかしていわれることもあるiPhone 4Sの音声アシスタント「Siri」。この「Siri」で来月にも日本語、中国語、ロシア語のサポートが行われるとの報道が出て、話題になっている。
この件はPenn Olsonなどが、中国語ニュースメディアであるDoNewsの報道を引用する形で紹介している。それによれば、中国語版Siriの開発に携わっているあるAppleエンジニアの1人の情報で、来月にも中国語版のローンチが行われる見込みだという。中国語版ローンチにあたり、中国のローカル情報やナビゲーション機能対応なども行われる見込みで、単に中国語での音声対応が行われるだけではないようだ。そして同じソースからの情報として、現在のSiriの対応言語である英語/ドイツ語/フランス語の3言語に加え、中国語/日本語/ロシア語のサポートが行われることになるという。ただし中国語はいわゆる北京語にあたる"マンダリン"のみで、広東語や他の方言はサポートされないようだ。
Appleは2012年内にも中国語/日本語/韓国語/イタリア語/スペイン語のサポートを行うことを表明しており、今回の言語サポート拡大はその一環ということになる。