ANA クラウンプラザホテルはこのほど、宿泊を伴う出張に対する意識調査の結果を発表した。対象は、年に1回以上宿泊を伴う出張経験がある20代~40代のビジネスパーソン男女1,000名。調査期間は2011年12月17日~19日で、インターネット上で行われた。
出張について、「好き」「どちらかといえば好き」の「出張ウキウキ派」は46.9%。それ以外の「嫌い」「どちらかといえば嫌い」「どちらでもない」の「出張シブシブ派」は53.1%だった。また、出張で楽しみにしていることがあるかと聞くと、出張ウキウキ派は77.6%が「ある」と回答、出張シブシブ派は31.1%にとどまった。
出張で楽しみにしていることについては、1位「食事」(出張ウキウキ派38.0%、出張シブシブ派16.4%)、2位「観光」(19.0%・6.6%)、3位「人との交流」(8.3%・4.9%)と続いた。
同社によると、出張シブシブ派は出張ウキウキ派より、自由回答欄で「特になし」を選んだ人が約1.5倍も多かったという。また「特になし」グループは、普段の生活態度を聞かれた際、「仕事上、社外の人脈作りを意識している」「パーティーや交流会などによく参加し、社交的」と答えた人がそれ以外の人の半分以下になっていたという。「出張シブシブ派の中でも『特になし』を連発する人々は、出張を活用する発想や工夫が少なく、出張に楽しみを見いだせないようです。逆に言えば、普段から『特になし』が口癖になっている人は出張下手かも知れません。また、出張にとどまらず、日常生活から離れることや新しい物事に対して関心が低く、自分自身の幅を広げることにも無関心な可能性があります」と分析している。