パナソニックは8日、タテ・ヨコ自在に設置が可能なシアターバー形状のスピーカーシステム「SC-HTB550」を4月20日に、ガラス扉と収納スペースを設けたラックシアター「SC-HTX730」「SC-HTX530」を3月9日に発売すると発表した。

「SC-HTB550」

SC-HTB550は、左右独立した2つのスピーカーをテレビの両サイドに置いて使う「タテ型スタイル」と、2つのスピーカーを1つに合体させてシアターバーの形状にし、テレビの前面に置いて使う「ヨコ型スタイル」が選べるスピーカーシステム。さらに、サブウーハーも設置場所が自由に選べるワイヤレス接続となっている。

フロント部は、バスレフ型の2ウェイ2スピーカーシステムで、6.5cmコーン型ウーハー×1、2.5cmセミドーム型ツイーター×1を搭載。サブウーハー部は、バスレフ型の1ウェイ1スピーカーシステムで、16cmコーン型ウーハー×1を搭載。価格はオープンで、推定市場価格は5万円前後。

「SC-HTX730」「SC-HTX530」

SC-HTX730/530は、AV機器収納部にガラス扉を採用し、収納した機器をホコリから守りつつ、扉を閉めたまま内部の機器をリモコン操作できるラックシアター。BDソフトやリモコン、3Dメガネ等が収納可能な収納スペースを新たに設け、デザイン性と収納性を兼ね備えたとのこと。

フロント部は、バスレフ型の1ウェイ1スピーカーシステムで、6.5cmコーン型フルレンジ×2を搭載。サブウーハー部は、バスレフ型の1ウェイ2スピーカーシステムで、12cmコーン型ウーハー×2を搭載。いずれも価格はオープンで、推奨ビエラサイズが55~46V型のSC-HTX730は9万円前後、42~37V型のSC-HTX530は7万5,000円前後。

SC-HTB550とSC-HTX730/530の共通する機能・特徴

今回発表されたSC-HTB550とSC-HTX730/530は、人の声の周波数特性に着目した当社独自の技術により、テレビドラマのセリフやスポーツ番組の解説などを聴き取りやすくする「明瞭ボイスコントローラー」を搭載。リモコンで4段階の調節も行える。

同社テレビの「ビエラ」(対応製品のみ)と接続して、ビエラのサウンドモードを「オート」に設定すると、見ている番組に合わせて自動的にサウンドモードが切換わる「番組ぴったりサウンド」を搭載。比較的音量変化の少ない番組の視聴時には、自動的に消費電力を抑える「番組連動おまかせエコ」機能、比較的ボリュームを小さくして楽しむ夜間などは、ジャンルを問わずに自動で消費電力を抑える「ボリューム連動しっかりエコ」機能が利用でき、使用しないときは自動で電源をオフする「こまめにオフ」機能も搭載する。

そのほか、不明瞭な音像の原因となるジッター(オーディオ信号のブレ)を抑える「低ジッターフルデジタルアンプ」を採用。HDMI規格のARC(オーディオリターンチャンネル)に対応し、ARC対応のテレビとHDMIケーブル1本だけで接続可能。3D映像信号の出入力に対応し、3Dサラウンドも搭載。クリアな音の再生を実現する「ナノ竹繊維振動板」をスピーカーユニットに採用、といった特徴を持つ。