オリンパスイメージングは8日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS Tough TG-820」「OLYMPUS Tough TG-620」を発表した。発売はTG-820が3月上旬で、TG-620が2月下旬、価格はオープン。推定市場価格はTG-820が4万円、TG-620が3万円前後となっている。

「OLYMPUS Tough TG-820」はシルバーとレッド、ブルーの3色(写真上)を、「OLYMPUS Tough TG-620」はホワイト、ブルー、ピンク、グリーンの4色をラインナップする(写真下)

三大タフ性能と同社が謳う「防水・防塵」「耐衝撃」「耐低温」を兼ね備える、アウトドア撮影向けモデル。TG-820は水深10mまでで使用できるJIS/IEC保護等級8(IPX8)相当の防水構造、JIS/IEC保護等級6(IPX6)相当の防塵構造、2mからの落下に耐える耐衝撃構造、マイナス10度でも使用可能な耐低温構造、耐荷重100kgf構造を実現している。TG-620は水深5mまでで使用できる防水性能と防塵性能、1.5m落下に耐える耐衝撃性能、マイナス10度の耐低温性能を備える。

撮影性能も進化しており、新画像処理技術「iHS テクノロジー」を搭載。裏面照射式CMOSセンサーと画像処理エンジン「TruePic VI」の能力を活かした高感度、低ノイズ、高速AF、高速起動が特徴となっている。

また、画像・動画にフィルター効果を加える好評の「マジックフィルター」は、「ドラマチック」「ランダムタイル」が加わり、計12種類となった(動画撮影時に利用可能なフィルターは10種類)。

その他の機能は、TG-820の背面モニターが約103万ドット、TG-620が約46万ドットとなっているのと、TG-820では水中用のシーンモードが4種類(「水中スナップ」「水中ワイド1」「水中ワイド2」「水中マクロ」)あるのに対してTG-620では「水中スナップ」の1種類のみという点以外は、ほぼ共通。液晶モニターのサイズは2モデルとも3型だ。

主な仕様は、撮像素子が1,200万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射方式)で、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)、レンズが焦点距離28~140mm(35mmフィルム換算時)の5倍ズーム、開放F値がF3.9~F5.9、対応感度がISO100~ISO6400となっている。手ブレ補正は、センサーシフト方式の手ブレ補正機構と高感度撮影を併用する「DUAL IS」を採用。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(46.8MB)で、バッテリーはリチウムイオン充電池。

サイズはTG-820がW101.4×D26×H65.2mm、TG-620がW98.4×D21.9×H65.9mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態でTG-820が206g、TG-620が167gとなっている。

TG-820の背面(写真上)と上部(写真下)

TG-620の背面(写真上)と上部(写真下)

関連記事
オリンパス、3m防水や1.5m耐落下性能を備えるアウトドアデジカメ「TG-320」 (2012年1月18日)
オリンパス、薄型ボディで12.5倍ズームやタッチパネル操作可能な「SH-21」 (2011年11月10日)
オリンパス、36倍の超望遠ズームレンズ搭載デジカメ (2011年8月24日)
オリンパス、ポケットに入る光学20倍ズームコンデジ「OLYMPUS SZ-11」 (2011年7月27日)
オリンパス、GPSと電子コンパスを搭載した「OLYMPUS Tough TG-810」 (2011年3月10日)