富士通は8日、シンクライアントの新グローバルブランド「FUTRO」シリーズの国内第1弾製品として、デスクトップ型シンクライアントの「FUTRO S900」の販売を開始した。出荷開始は2月下旬で、価格は49,000円より。
新ブランド「FUTRO」
「FUTRO」シリーズは、ドイツに本社を置く富士通テクノロジー・ソリューションズと富士通が共同で開発し、グローバルに販売・サポートを行うシンクライアント製品で、今後順次ラインナップを拡充するとしている。シリーズ名称「FUTRO」は「FUTURE」と「ROAD」を組み合わせた造語で、新しい道を切り開く端末として命名された。
FUTRO S900
シリーズの国内第1弾製品となる「FUTRO S900」は、Windows Embedded Standarad 7を採用し、使いやすさと高信頼性を実現したデスクトップ型端末。2台のディスプレイを同時に使用できるマルチモニタ対応で、手のひら静脈認証や指紋認証などさまざまな個人認証技術をサポート。USBやシリアルなど各ポートの使用制限により情報漏洩対策を行える。
主な仕様は、CPUがAMD G-T44R(1.20GHz)、メモリが2GB、ストレージが8GB SSD、OSがWindows Embedded Standard 7 SP1。インタフェースはUSB×6、PS/2×2、DVI-I、DisplayPort、LANなど。スマートカード、指紋センサー、手のひら静脈センサー、IEEE802.11b/g/n対応無線LANをオプションとして選択できる。サイズ・重量は、約W52×D179×H251mm、約1.3kg。