米Microsoftは2月7日(現地時間)、「OneNote for Android」の提供を開始した。Android Marketから無償ダウンロード可能で、サイズは7.0MB、Android 2.3以上のデバイスで動作する。ただし、現時点で日本は提供地域に含まれておらず、日本の携帯キャリアが提供するAndroidデバイスではアプリストアにアクセスしてもダウンロードできないようになっている。

OneNoteはテキスト文章だけでなく、音声や手書きメモ、写真などをクリッピングして"ノート"として保存し、SkyDriveなどのオンラインストレージや同期サービスを利用して複数のデバイス上で"ノート"を共有する機能を提供する。簡単な編集機能のほか、To-Doリストの利用で便利なチェックボックス機能も備え、特にモバイル環境での利便性が高いツールだといえるだろう。Windows PC向けのほか、すでにiOS版やWindows Phone版のOneNoteがリリースされており、これらデバイスと新たに加わったAndroid版との間でノートのオンライン共有が簡単に行える。

OneNote for Androidは基本的に無料で提供されているが、"ノート"の記録上限が「500」に設定されており、これ以上の新規ノート追加は行えなくなる。4.99ドルの追加料金を支払うことで、これを利用制限のない「Unlimited」版へとアップグレードできる。このアップグレード料金は国ごとのAndroid Marketの設定に依存しており、適時料金を確認のこと。なお前述のように日本はまだ対象地域となっていないため、現時点で直接ダウンロードする方法はない。

OneNote for Android