ニコンは7日、デジタルカメラ「COOLPIX P」シリーズの新モデル「COOLPIX P310」「COOLPIX P510」を発表した。発売時期は、P310のブラックモデルとP510が3月で、P310のホワイトモデルが4月となっている。価格はオープンで、推定市場価格はP310が40,000円前後、P510が53,000円前後だ。

F1.8の明るいレンズを搭載するコンパクト機「COOLPIX P310」

スタイリッシュな薄型モデルの「COOLPIX P310」。カラーはホワイトとブラックをラインナップ

COOLPIX P310は従来機「COOLPIX P300」と同様に、ニコンのコンパクト機でもっとも明るい開放F値1.8のレンズを搭載する薄型スタイリッシュモデル。光量の少ない夜景撮影や、ボケ味のある写真を撮りたい場合などに効果を発揮する。

撮像素子は1/2.3型の裏面照射CMOSセンサーを引き続き採用するが、有効画素数はP300の1,220万画素から1,610万画素へと大幅に向上している。また、レンズシフト式の手ブレ補正機能が4段相当のブレまで抑制できるようになったのもポイントだ。

その他の主な仕様は、レンズが焦点距離24~100mm(35mmフィルム換算時)の4.2倍ズーム、開放F値がF1.8~F4.9、対応感度が常用でISO100~ISO3200だが、ISO12800まで拡張が行える。背面モニターは3型・約92万ドットの液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約90MB)だ。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約230枚となっている。

サイズは約W103×D32×H58.3mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約194g。

光学42倍ズームレンズ搭載の「COOLPIX P510」

42倍ズームレンズを搭載する「COOLPIX P510」

COOLPIX P310は従来機「COOLPIX P500」同様に超望遠レンズを搭載するモデル。光学ズーム倍率はP500の36倍から42倍へとアップし、さらに遠くの被写体を捉えられるようになった。焦点距離は24~1,000mm(35mmフィルム換算時)で、開放F値はF3~F5.9となっている。起動0.9秒、AF約0.3秒、撮影タイムラグ約0.5秒(いずれも同社測定)と、高速なレスポンスも特徴だ。

また、GPS情報の受信に対応しており、撮影場所の位置情報を画像に付加することが可能だ。同機能は電源オフ時でも移動ルートの記録が可能となっている。

撮像素子はP310と同様に、裏面照射方式の有効1,610万画素・1/2.3型CMOSセンサーを搭載する。その他の主な仕様は、対応感度が常用でISO100~ISO3200、拡張時で最大ISO12800、背面のモニターが3型・約92万ドットの液晶方式、利用可能な記録メディアがSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約90MB)。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数が約240枚となっている。

サイズは約W119.8×D102.2×H82.9mm、重量はバッテリーとSDカードを含む状態で約555gだ。

背面の液晶モニターは上下可動が可能となっている

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