江崎グリコはこのほど、同社のクリームサンドビスケット「ビスコ」の2011年度(2011年4月~2012年3月)の売上げが、1933年2月の発売以来過去最高となる45億円を達成する見込みであることを発表した。売り上げ比率は、前年比140%というペースで推移している。
2012年で80年目を迎えるビスコは、あっさりとしたクリームサンドビスケットの嗜好性の高さやロングセラーの安心感で、子どもを持つ母親だけでなく、女子高生からOL、主婦、高齢者など幅広い世代に好評とのこと。
3~5歳の子どもを持つ主婦500名のアンケート「子どもに食べさせたいお菓子」では、ビスコが35.8%を獲得して第1位となっており、小さな子ども向け商品のイメージが強い。しかし、購入者の年齢別構成比は、全体の6割が18歳以下の子どもがいない世帯となっているほか、防災意識への高まりから5年間保存可能な「ビスコ保存缶」が前年比7倍を超える出荷も記録している。