「Nano-chromatic」という9種類のカラーバリエーションを携えて2009年にデビューした第5世代の「iPod nano」には、動画撮影が可能なカメラが搭載されて話題になった。だがこのカメラ機能も翌2010年にデビューしたマルチタッチ対応の第6世代iPod nanoには搭載されなかった。1代限りの寿命だとみられていたiPod nanoのカメラ機能だが、リークされた最新画像によれば、第6世代の正方形の小型筐体にカメラ穴らしき痕跡が確認できるという。
この件を報じているのはApple Insiderだ。Apple.hs上で紹介されていた画像がApple.proに転載されたものを、翻訳つきで紹介している。Apple Insiderによれば、カメラ穴の空いたiPod nanoのケース画像は昨年2011年春にすでに流出しており、今回はその完全版に相当するものだという。そしてこれが次の世代にあたるiPod nanoだというのが同誌の推測で、さらに130万画素のカメラモジュール搭載が見込まれるという話を紹介していた(第5世代のカメラは30万画素)。さらに組み立てられた完成版の図面によれば、カメラが背面に配置される一方で、従来のように背面クリップが実装されており、これがそのまま外部スピーカとして機能するという。Apple.proの画像では、さらにカメラ起動のメニューデザインも紹介されている。
ここまで小型化したiPodでさらにカメラを実装しようというAppleの意図が読み取れないが、実際に発表された場合は、何かカメラを使った面白い提案をしてくれることに期待したい。