ニンテンドー3DS専用ソフト『心霊カメラ ~憑いてる手帳~』が1月12日に発売された。 本作は、ニンテンドー3DS本体を「この世に存在しないもの」を写し出す心霊カメラに見立て、付属の「ARノート」のページを写しながらプレイするホラーゲーム。AR(拡張現実)やジャイロセンサーの機能もフルに活かした本作で、恐怖の世界を体験してみよう!

最大の魅力は、やはり3DSのカメラを通して、様々な方向から襲い掛かってくる怨霊と対峙できること。音やセンサーを頼りに怨霊を探すのだが、見えない位置から迫ってくる恐怖はかなりのもの。また、ゲームモードとしてはストーリーモードのほか、AR機能を駆使したゲームや、「心霊写真」を撮影するモードなども搭載されており、みんなと楽しめる作りとなっている。

ちなみに本作ではARノートを認識させるため、ある程度明るい場所で遊ぶ必要がある。怨霊と戦う際は3DS本体を持って周囲を見回す必要があるため、ある程度広い場所でのプレイが望ましい。

ニンテンドー3DSとARノートを利用して恐怖体験

3DS越しにノートを見ると、突然動き出す演出が満載

心霊写真だって撮影できる。もちろん呪いは憑かないので安心しよう

まずはARストーリー「零 ~紫の日記~」から紹介していこう。このモードでは、ある日送られてきた呪いの書物「紫の日記」をめぐる物語が展開されるストーリーモード。プレイヤーは「ありえないもの」を写し出すカメラ「射影機」を用い、現実世界と異界を行き来しながら謎の解明に挑む。また、ゲーム序盤に謎の少女「眞夜(まや)」と出会い、彼女の助言を聞きながらゲームを進めることになる。ちなみにARストーリーでは、ARノートのことを「紫の日記」、ニンテンドー3DS本体のことを「射影機」と呼ぶ。

ある日主人公の元に届けられた1冊の日記。その日記のページに浮かび上がる文字を見たものは顔が削がれ、消息不明になるという……

プレイヤーによって現実世界に連れ出された異界の少女「眞夜」。名前以外の記憶が一切失われている

ゲームは、周囲の探索や眞夜と会話するアドベンチャーパートと、怨霊と戦う戦闘パートが用意されている。アドベンチャーパートでは、3DSの外側カメラを使った「紫の日記」の調査がメイン。「紫の日記」のページをめくりながら、反応のあるページを探し出しだそう。表示された2つのサークルを重ね合わせることでサークルが光り、イベントが発生する。

また、ストーリーを進めることで、レンズの種類が増えていく。レンズによって、封印を解いたり、闇を打ち消したりと効果は異なる。シーンに応じて使い分けることもゲーム攻略の大きなポイント。もし、謎がわからなくなったら、画面に表示されているヒントや眞夜の言葉に耳を傾けよう。

一見普通に見える「紫の日記」。「射影機」を通してページを見てみよう

サークルを重ねると日記にさまざまな出来事が起こる

そして戦闘パートでは、緊張感あふれる怨霊との対決が待っている。まずは「射影機」の探知ガイドで怨霊を探し出し、サークル内に怨霊をとらえた状態で撮影するとダメージを与えられる。画面左上に怨霊のHPゲージが、画面右下にプレイヤーのHPゲージがあり、怨霊のHPゲージをゼロにすれば勝利、怨霊の攻撃でこちらのHPゲージがゼロになればゲームオーバーとなる。

基本的には最初に入手した「零式レンズ」を使用して戦っていくのだが、状況に応じてはレンズを切り替えて戦う場面もあるので、レンズの特性を理解して戦いに臨もう。

恐れずに怨霊を捕らえ、[L]または[R]ボタンでシャッターを切ろう

怨霊を見失ったら探知ガイドを参考に「射影機」を向けるべし

そのほか、効率よく怨霊を倒すには「チャージ」と「シャッターチャンス」を活用することが重要だ。「チャージ」は怨霊を捕らえることでサークル内のメーターが溜まっていく。チャージされた状態で撮影すると、怨霊に大ダメージを与えることができる。いかにすばやく怨霊を探して射影機にとらえるかがポイントとなる。

一方、「シャッターチャンス」はサークルが赤く光った時に撮影することで怨霊に大ダメージを与えるほか、怨霊の攻撃をキャンセルすることも可能だ。

チャージが溜まった状態でかつシャッターチャンスで大ダメージ

シャッターチャンスを逃すとダメージを受けてしまうので、敵の動きを見極めよう

もちろん呪いは憑きません。次項では、除霊師・ぱぴいが他のゲームモードを紐解きます――続きを読む