三井住友カードは1日、ジェイティービー(JTB)、リンク・プロセシングと協力し、JTBの訪問販売用モバイル決済端末としてスマートフォンを用いたクレジットカード決済ソリューションの実証実験を開始したと発表した。

今回の実証実験では、スマートフォンをクレジットカード決済端末として利用することにより、訪問先でのセキュアな環境でのクレジットカード決済を可能にするとともに、JTBグループを利用する顧客の利便性向上につなげていくことを検証する。

今回実証実験を行う決済サービスは、スマートフォンに装着したカードリーダーでクレジットカード情報を読み取り、リンク・プロセシングが提供するクレジットカード決済アプリ「Anywhere」を操作して決済処理を行う。

現在、リンク・プロセシングが提供する「Anywhere」は、iPhone、iPodTouchに対応しているが、今後Android OS搭載スマートフォンにも対応する予定。

三井住友カードでは、今回の実証実験で、クレジット決済市場におけるスマートフォンを活用した決済端末のニーズや運用面などを幅広く検証し、スマートフォンを用いたクレジットカード決済ソリューションの本格導入に向けて、積極的な取り組みを行っていく。

また、今後はスマートフォンだけではなく、業務ニーズと決済を連動させたタブレット型端末の活用など、「新たな決済ビジネスを創造し、あらゆる決済シーンに柔軟に対応できる決済サービスを検討していく」としている。

実証実験の概要

  • 実施時期 : 2012年1月31日~9月30日

  • 実施場所 : JTB首都圏 ロイヤルロード銀座事業部

  • 実験内容 : 訪問先で行うクレジット決済の運用検証