お笑いコンビ・ピースの綾部祐二、女優の福田沙紀らが、29日、東京・ワーナー・マイカル・シネマズ板橋で行われた、映画『TSY タイムスリップヤンキー』の舞台あいさつに出席した。

左から、福田沙紀、綾部祐二、安達健太郎 拡大画像を見る

映画『TSY タイムスリップヤンキー』は、タイムスリップしてしまったヤンキーが、自分の未来を変えようと葛藤する青春ヤンキー映画。不良高校生の翔太朗(綾部)は、つまらない毎日に嫌気がさしていたが、ひょんなことから30年前にタイムスリップしてしまう。翔太朗を追って、彼女の愛里沙(福田)たちもやってきて、はちゃめちゃな1日が始まる――というストーリーで、2月11日から全国公開予定。舞台あいさつには、綾部、福田のほか、キャストの安達健太郎(カナリア)、上山竜司(RUN&GUN)、平田薫、宮下雄也(RUN&GUN)と中川通成監督が出席。主演の綾部は「たまに芸人もやってる綾部です。なんか、竜司の方が、歓声すごくない?」と登場すると、上山は「そんなピアノの発表会みたいな格好してるから」と苦笑い。安達も「水嶋ヒロ役の安達です。あっ、かんじゃった!」とボケて、観客を笑わせた。

撮影時33歳ながら17歳の高校生役を演じた綾部は、「笑うシーンがシワでNGになっちゃって、非常に恥ずかしかった。あと胸毛が……」と撮影の苦労話を披露すると、福田に「高校生に見えたっちゃ見えましたよ。アクションもすごくて格好良かった」と褒められ、「言ってくれれば良かったのにー」と照れ笑い。また、中川監督は「喧嘩のシーンで1人だけヘッポコがいて……。背が高いので期待してたんですが、カメラマンが『ちっ!』て舌打ちするくらいひどかった」と明かすと、綾部も「アクション監督が『あーあ、ダメだダメだ』ってずっと言ってて」とバラされてしまったのは、安達。「吐いてしまいました……」と苦笑いしながらも、「編集で早送りにしてもらったので、格好いいアクションシーンになってる。日本の技術はすごい!」と仕上がりに満足の様子だった。

左から、中川通成監督、上山竜司、福田沙紀、綾部祐二、安達健太郎、平田薫、宮下雄也

イベント終了後、報道陣の取材に応じた綾部は「若者の言葉使いとかノリとか、リアルに困りましたね。芝居というか“老い”との闘いだった」と明かすと、福田に「綾部さんはお肌がピチピチ。きっと疲れがシワになったんですよ」とフォローされ、「それが老いって言うんだよ!」と突っ込んでいた。また、"熟女"好きで知られる綾部だが、「連絡先は聞かれなかったです。熟女じゃないから?」(福田)、「私も聞かれてない。熟女じゃないから……」(平田)と女性陣に突っ込まれ、「プライベートじゃないからね! 20年後が見たい」と照れ隠し。そんな綾部に対し、イベント中にも終始、「撮影中、綾部が役者きどりでずっとイライラしてた」と言っていた安達は、「本当に綾部の天狗っぷりが鼻について。辞書で天狗って調べたら、綾部の挿絵が出てきますよ!」と念を押していた。