損害保険ジャパンと日本興亜損害保険の持株会社であるNKSJホールディングスはこのほど、プレステージ・インターナショナルと合併会社を設立し、ロードアシスタンス事業に参入すると発表した。
アシスタンス事業は、自動車事故の際などに、顧客に代わってレッカーや修理業者などの手配を行うというもので、NKSJグループの中核事業である保険事業と親和性が高いことから今回の参入を決定した。プレステージ・インターナショナルのノウハウやインフラを活用し、同グループの保険商品力向上、および顧客のニーズにあった質の高いアシスタンスサービスの提供を図る。
合併会社の名称はプライムアシスタンスで、設立は4月2日を予定。まずは、2012年10月から損保ジャパン、日本興亜損保の自動車保険契約者向けに事業を開始する。将来的には、ホームアシスタンスなどロードアシスタンス事業以外のアシスタンス事業などへの進出や、事故対応サービスの充実・付加価値の拡大を検討し、総合コンシェルジュ的機能を提供する会社を目指すとしている。
合併会社の資本金は、4億5,000万円。株式所有割合は、NKSJホールディングスが66.6%、プレステージ・インターナショナルが33.4%となる。