チューリッヒ保険会社は27日、スルガ銀行と提携し、同行の顧客を対象としたダイレクトメール(通信販売)による傷害保険の販売を、31日より開始すると発表した。
同プログラムは、チューリッヒのマーケティングモデル「フリー・インシュアランス・プログラム」を活用し、スルガ銀行が発行する「SURUGA Visa デビットカード」所有者に向けて、ダイレクトメールにて傷害保険を案内するというもの。
同プログラムでは、スルガ銀行が保険料を負担し、カード会員に対して交通事故による死亡補償、または入院一時金補償(無料プラン)をプレゼント。希望者には、死亡・後遺障害、入院・手術などを保証する有料の普通傷害保険(有料プラン)も用意する。申込みは、ダイレクトメールに同封されている申込書を返送して行う。無料プランのみ、あるいは有料プランとあわせて加入することが可能で、有料プランの保険料の支払いはデビットカードでの支払いとなる。
チューリッヒでは、これまでクレジットカード会社と提携し、通信販売の手法で傷害保険の販売を拡大してきたが、銀行が代理店となる今回のスキームは地方銀行初の取組みとなるという。
「銀行においては、窓口における対面販売と異なり、一度に多くの顧客に保険サービスの案内ができ、かつ効率的な保険ビジネスを推進することができる」(チューリッヒ保険)としている。