本体のスリム化やモバイル環境向けのオプションも魅力的だが、個人的には、12.1型ワイドとコンパクトなディスプレイサイズながらも、1,600×900ドット表示の高解像度な液晶パネルを採用している点を評価したい。というのも、本製品はあくまでも実用性を追求した本格派のモバイルPCだからだ。
筆者の場合、ブラウザを起動してウェブサイトを参照しつつ、WordやExcelで書類を作成――といった使い方が必須なので、解像度が高ければそれだけ作業効率が向上する。高解像度過ぎると文字の認識が厳しくなって逆効果だが、本製品では文字を十分に認識できる範囲。12.1型で1,600×900ドットの作業スペースを利用できるのは、非常にうれしい。
キーボードも刷新されており、キートップの角に丸みをつけることでタイプミスを抑えるリーフ型キーボードを一部改良。表面にゆるやかなカーブを設けた新リーフ型キーをファンクションキー部分に採用している。さらに、fnキーを左右両方に配置したり、キーボードに印字されている文字に若干太いフォントを利用るすなど、入力のしやすさにもこだわっている。
インターフェースには、USB 3.0を2基やHDMI出力などを装備。また、通信機能では無線LANとBluetoothに加えてWiMAXも搭載。また、従来の「Let'snote Sシリーズ」にはなかったディスプレイ上部のWebカメラも新たに搭載されるようになり、幅広い利用シーンに対応できる。