ヒビノインターサウンドは25日、英PMCの2wayスピーカー「twenty series」を、2月1日より国内販売すると発表した。ラインナップは「twenty 21」「twenty 22」「twenty 23」「twenty 24」の4モデル。価格は、twenty 21が231,000円、twenty 22が304,500円、twenty 23が357,000円、twenty 24が525,000円となっている(すべてペア価格)。
twenty 21とtwenty 22はブックシェルフ型で、twenty 23とtwenty 24はトールボーイ型となっている。トールボーイ型の2モデルには、専用の台座も付属。4モデルとも高域用のドライバーは共通仕様で、27mm径のSONOLEXTMソフトドームツイーターだ。低域用は、twenty 21とtwenty 23が140mm径、twenty 22とtwenty 24が170mm径。ネットワークはSEAS製で、クロスオーバー周波数は1kHzだ。バイアンプ/バイワイヤー接続が可能な大型のスピーカーターミナルも装備している。インピーダンスは8Ω。
PMCは、プロユースのスタジオモニターで高い実績を持つ英国のスピーカーメーカーだ。従来は、コンシューマ向けのモデルでもモニター的要素の強い製品をリリースしていたが、twenty seriesは狭義のモニタースピーカーではなく、より汎用性を持たせたモデル。今回リリースしたブックシェルフ型やトールボーイ型のほかに、今後はセンタースピーカーやサラウンド用のリアスピーカーなどもシリーズのラインナップに追加される予定だ。
同社のスピーカーは、「ATL(Advanced Transmission Line)」と呼ばれる長いダクトを持つキャビネット構造を採用している。小音量時でもサウンド全体のバランスが崩れず、特に低域のレベル低下が起こりにくいのが特徴だ。twenty seriesでは、従来は背面に配置されていたATLの開口部を前面に移動。よりセッティングしやすいスタイルとなっている。キャビネットは、横から見ると平行四辺形というスタイルを採用しているが、これはデザイン面と、低域の遅れをカバーするための処理だ。
周波数特性 | 入力感度 | ATL | サイズ | 重量 | |
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twenty 21 | 50Hz~25kHz | 87dB | 172cm | W152×D277×H325mm | 5kg |
twenty 22 | 40Hz~25kHz | 90dB | 200cm | W184×D367×H410mm | 8kg |
twenty 23 | 29Hz~25kHz | 87dB | 240cm | W152×D330×H918mm | 13.2kg |
twenty 24 | 28Hz~25kHz | 90dB | 300cm | W184×D419×H1,028mm | 21kg |