南海電鉄は4月1日、南海本線の孝子~紀ノ川間に和歌山大学前駅が開業するのにともない、南海線全線(南海本線、空港線、高師浜線、多奈川線、加太線、和歌山港線)のダイヤ変更を実施する。また、南海線の特急「サザン」も増発される。

特急「サザン」の一部列車には、新型車両12000系が使用されている

和歌山大学前駅は4月1日に開業

南海本線においては、現行の難波~和歌山市・和歌山港間の自由席特急(上下各2本)もダイヤ変更で一部座席指定の特急「サザン」に。朝と夕方以降の一部時間帯を除き、特急「サザン」による終日30分間隔の運転が実施される。

特急「サザン」の一部列車も乗り入れる和歌山港線(和歌山市~和歌山港間)は、南海フェリーとの接続に特化した運行形態に。平日は1日7往復、土・休日は1日6往復の運転となり、全列車が南海フェリーに接続する。

新たに開業する和歌山大学前駅では、平日に下り17本、上り18本の急行が停車(土・休日は下り1本、上り3本の急行が停車)。各駅からの運賃や駅時刻表は決まり次第発表するとのこと。

なお、和歌山市駅のバリアフリー化工事が2012年度に着工するのにともない、4月1日より同駅の加太線発着番線が6番線から3番線に変更される。