スクウェア・エニックスよりPlayStation(R)Vita専用ソフト『地獄の軍団』が発売された。本作は地獄の軍団の長・魔王となって、ゴブリン軍団を指揮し、巨大モンスターを殲滅していくアクションゲーム。100体のゴブリンを操作し、巨大モンスターを殲滅しよう!

本作の舞台は、神が作り出した牢獄の世界。かつて錬金の魔術と強力無比な軍団を率いた若き王は、地上のすべてはおろか、天の支配をも望み、神の居城へと侵攻を開始する。だが、神が率いる数万の天使と魔神たちの圧倒的な力を前に無敵の軍団は敗走。若き王は肉体を奪われ、地獄の地下牢に閉じ込められてしまう……。

神を妬み、憎悪し、復讐を誓った若き王は、地下牢に蠢く屍鬼を束ねて新たな軍団を結成し、再び神と相まみえる準備を始める……というのが主なストーリーだ。

ゴブリンたちを配下に置き、魔王の復讐劇が始まる

本作の大きな特徴は、最大100体ものゴブリンを指揮し、ザコや巨大なモンスターに立ち向かって倒していく爽快さにある。また、BGMは全編ヘヴィメタルのノリノリサウンドで、独特な世界観を生み出している。また、アドホックモードでのマルチプレイも用意されており、最大4人までの協力プレイが可能だ。

大部隊を率いて、襲い掛かるモンスターたちを駆逐せよ

ステージには巨大な魔神たちも待ち受けている。様々なテクニックを駆使して敵を完全に討ち倒すのだ

さて、『地獄の軍団』のポイントとなるのが、魔王の"下僕"となるゴブリンたち。ゴブリンには「戦士」「槍兵」「魔法使い」の3種類が用意され、ステージをクリアしていくと操作できる兵種は増えていく。また、ゲーム開始時に使用できるのは「戦士」のみだが、ゲームを進めることで「槍兵」「魔法使い」も使用できるようになる。

最終的に100体のゴブリンを従えて戦うことになる。3つの兵種を何体に振り分けて出撃させるかはプレイヤー次第

3種のゴブリンは攻撃特性が異なっている。「戦士」は近接する敵にとびかかる接近戦タイプ、「槍兵」は遠くの敵にまっすぐ突撃する遠距離戦タイプ、「魔法使い」は、強力な魔法で複数の敵を同時に攻撃する間接攻撃タイプと、状況に応じて使い分けることがゲーム攻略のカギ。

射程距離は短いが、あらゆるシーンに対応できる「戦士」。戦士のみ敵に飛びついての「一斉攻撃」が可能だ

敵に直進し、遠距離攻撃が行える「槍兵」。近づくと攻撃してくる敵や、罠が仕掛けられた狭い通路の先の敵への攻撃に有効だ

強力な溜め攻撃が可能な「魔法使い」。攻撃に時間がかかるが複数の敵に攻撃を仕掛けられるメリットを持つ

操作はそれほど難しくはない。重要になってくるのが、ゴブリン部隊の切り替えだ。[R]ボタンでゴブリンが照準方向に攻撃する。また、[R]ボタンを押し続けることで連続攻撃となり、「魔法使い」の場合は溜め攻撃となる。そして何より重要なのが、ゴブリン部隊の切り替えだ。状況に応じて○ボタンで「戦士」、△ボタンで「槍兵」、□ボタンで「魔法使い」を選択し、迫り来る敵を駆逐しよう。

敵を捕らえたら最適な部隊に切り替え、[R]ボタンで攻撃開始!

兵が少なくなってきたら、ゴブリンを解放して補充。ゴブリン1体につき1つのジュエルが消費されるので、左上の赤いジェムの数をチェックして解放すべし

また、[L]ボタンを押し続けることで陣形を組むことができる。部隊ごとに特殊な攻撃や移動が行えるので、それぞれの部隊の陣形の特性を覚えておこう。特に「魔法使い」の陣形の時は高速移動が可能なので、ボス戦などには非常に有効だ。

「戦士」の陣形は通常時の倍の兵を的にけしかけるため、後に解説する「オーバーキル」を出しやすい

「槍兵」の陣形では、遠くの敵に全槍兵を一斉に突進させる事が出来る

「魔法使い」の陣形を取っている場合、高速移動できる。ただし、魔法のチャージ時間は遅くなる

次項は、地獄の使者「ぱぴい」が贈る「魔神どもに負けないための"下僕"活用講座」――続きを読む