アイ・オー・データ機器は25日、OSにWindows Strage Server 2008 R2を搭載するNAS製品「LAN DISK Z」シリーズにおいて、1TBの2.5インチHDDを2台搭載した「HDL-Z2WS2.0LP」を発表した。容量1TBの交換用カートリッジ「HDLZ-OP1.0LP」も用意される。2月上旬より発売し、価格(税別)は「HDL-Z2WS2.0LP」が114,800円、「HDLZ-OP1.0LP」が34,900円。
CPUにIntel Atom D510(1.66GHz)を搭載し、OSにWindows Strage Server 2008 R2をプリインストールしたNAS製品。2.5インチHDDを採用し、専用カートリッジのHDDスロット×2基を搭載する。RAID 0(ストライピング)またはRAID 1(ミラーリング)の構築が可能で、ホットスワップにも対応。2.5インチHDDを使用することで、同社の3.5インチHDD搭載製品と比べて最大35%の電力を削減したという。
インタフェースは、Gigabit Ethernet×2のほか、eSATA×2も装備。USBポート×5とD-subも搭載し、ディスプレイやマウスを接続して各種設定が行える。設定は専用管理ソフト「ZWSマネージャー」で行う。RAIDモードの変更をはじめ、本体の情報を発信するメール機能、本体正面に装備されているFunc.ボタンへの機能割り当てなどが可能。
そのほかの主な機能は、本製品上に作成した仮想ディスク(VHD)をSCSIストレージとして提供するiSCSIターゲット機能、共有フォルダのシャドウコピー機能、LAN DISK×2台でのレプリケーション機能、ファイル分類管理機能、ファイルサーバ機能、プリントサーバ機能など。
Active Directoryとの連携やUPSとの連動機能もサポート。対応プロトコルはCFIS(SMB2.1)、HTTP、FTP、WebDAV、NFS。最大同時接続台数は50台。本体サイズは約W102×D216×H150mm、重量は約2.5kg。専用カートリッジの本体サイズは約W119×D171×H35mm、重量は約600g。
対応OSは、Windows XP/Vista/7、Windows Server 2008/R2(Standard/Enterpriseのみ対応、Server Coreモードには非対応)、Windows Server 2003(SP1)/R2(Standard/Enterpriseのみ対応)。