JR九州はこのほど、指宿枕崎線にて2両編成で運転中の特急「指宿のたまて箱」に3両目を投入すると発表した。3両編成での運転開始は3月24日を予定している。
「指宿のたまて箱」は昨年3月の九州新幹線全線開業を受け、指宿枕崎線の鹿児島中央~指宿間で運転開始した特急列車。この地域に伝わる竜宮伝説が列車名の由来となっており、車体には列車名や愛称「IBUTAMA(いぶたま)」も記された。車両の海側が白、山側が黒という配色の外観や、ドアが開くとミスト(霧)が噴射される演出も特徴。
現在、同列車はキハ47系改造の2両編成(全車指定席)で、1日3往復運転している。しかし、「指定席がなかなか取れない」との声が多いことから、3両目を投入することに。新車両はキハ140系1両を改造し、定員は32名。他の車両と同様、ドアが開くとミストが噴射される演出を施すという。
3両編成の「指宿のたまて箱」は3月24日に運転開始予定。以降は土日祝日や春休み、ゴールデンウィーク、夏休み、冬休みなど利用者が見込まれる時期に3両編成で運転する。