JR東日本千葉支社はこのほど、3月16~17日に久留里線(木更津~上総亀山間)全線で運転保安方式更新にともなう切換工事の実施を発表した。3月17日の朝には代行バスが運転される。

久留里線を走るキハ38形

久留里線は国鉄時代より、「タブレット閉そく方式」と呼ばれる運転保安方式で列車を運行してきた。しかし3月のダイヤ改正を機に、「特殊自動閉そく方式(軌道回路検知式)」に更新されることに。

運転保安方式更新工事は3月16日の深夜(23時40分頃)から、翌17日の朝(8時頃)まで実施。これにともない、17日朝の下り2本と上り4本の列車が運休(うち上り1本は上総亀山~久留里間のみ運休)となり、バス代行輸送が行われる。

代行バスの詳しい時刻や乗降場所は2月下旬、関係する駅やJR東日本千葉支社のページで告知される予定。木更津~上総亀山間の所要時間は列車より時間がかかり、約1時間15分を予定しているとのこと。

なお、久留里線では既存車両(キハ30形、キハ37形、キハ38形)の老朽化を受け、今秋以降に新型車両の導入が決まっており、2012年度中に10両投入して既存車両を置き換える予定だ。