ソニーは23日、ポータブルナビゲーションデバイス(PND)「nav-u」シリーズの3.5V型モニター搭載モデル「NV-U37」をバイクに取り付けるためのマウントシステムに振動試験を実施し、取り付け可能になったことを発表した。
2011年6月に発売されたNV-U37は、自転車や徒歩で使えるナビとして人気の製品だが、当初からバイク用のナビモード(「自動二輪」モード)も搭載していた。このモードでは、有料道路の料金がバイク用のもので算出されるほか、全国のバイク用品店や2輪関連施設のデータも利用できる。しかしソニーでは、バイク用のマウントシステムは販売しておらず、社外品のマウントシステムを使用した場合には、バイクの振動による影響で機器にトラブルが発生する可能性が少なからずあるとしていた。
このたび同社では、バイク搭載時の振動試験を行い、振動によってNV-U37にトラブルが発生しないことを検証。NV-U37がバイクナビとして利用できるようになったと発表した。専用マウントパーツはサインハウス製の「CC-A-34」で、ベース部分(Aパーツ)、アーム部分(Bパーツ)、ホルダー部分(Cパーツ)の3つのパーツから構成される。Bパーツは2種類の長さ、Cパーツはハンドルに固定するクランプタイプが4種類、ステムポールに取り付けるタイプが3種類用意され、さまざまなスタイルのバイクに対応可能。マウントシステムは、ナップスやラフ&ロードといったバイク用品店で販売されるほか、ソニーストアでも取り扱われている。実勢価格は15,000円前後。
「NV-U37」で「自動二輪」モードに設定すると、自車のアイコン表示がバイクになる |