韓国の俳優、チャン・グンソクと女優のキム・ハヌルが20日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画『きみはペット』のプレミアイベントに出席した。

映画『きみはペット』のプレミアイベントに出席したキム・ハヌル(左)、チャン・グンソク 拡大画像を見る

映画『きみはペット』は、キャリアウーマンのチ・ウニ(ハヌル)と宿なし金なしのダンサー、カン・イノ(グンソク)が織りなすピュアラブストーリー。容姿端麗で出版社の編集者として活躍していた挫折知らずのウニは、恋人にふられた上に職場でも左遷され、失意のドン底にいたが、ある日、自宅マンションの前で、ダンボールに入ったイノを見つける。とびきりの愛嬌を振りまく年下のイノに押し切られる形で、"ペット"と"ご主人様"という関係の秘密の同居生活をスタートさせるが――という物語。原作は小川彌生の同名コミック(講談社刊)で、2003年にはTBSで小雪と嵐の松本潤を主役にドラマ化された。映画は全国公開中。

会場内に敷かれたレッドカーペットにグンソクとハヌルが登場すると、集まった観客は大興奮。グンソクが観客に向かって投げキッスを連発すると、会場から悲鳴に近い大きな歓声が上がった。「やっとこの日がきてうれしい」と公開を喜んだグンソクは、「イノは僕と似てる。スニちゃんっていう子犬を飼ってるので、"ご主人様"から愛をもらう為にどうしたらいいか、撮影中はスニちゃんと2人で考えてました。ご主人様が帰ってきたら、ドアまで走って行ってあいさつするとかね(笑)」と明かして観客を笑わせた。ハヌルも「ウニは私と年齢が近いし、仕事は一生懸命頑張るけど、他は不器用なところは似ていると思います」と役柄について語った。

ハヌルはグンソクについて、「エネルギーに溢れていて……。撮影当初は体力的にも精神的にも疲れていたんですが、ギターを弾いてくれたりして笑顔で出来ました。さすがにシッポは振らないけど、行く先々について来て、本当にワンちゃんみたいなんですよね。とっても楽しかったです」と撮影中はグンソクの愛嬌に癒されていた様子。一方、グンソクは「韓国でラブコメディーの女王と言われてる女優さんと共演できて幸せでした。撮影が終わった後も、メールとか電話で"ご主人様"って呼んでます」と意味深な発言をしたが、「新しい"ご主人様"を募集中です。まだ、若いから年上の"ご主人様"の方がいいかなー。ワン!」とアピールし、会場を沸かせていた。