十和田観光電鉄と青い森鉄道は20日より、共同企画による連絡乗車券「ありがとう十和田観光電鉄線乗車券セット」の販売を開始した。両社にとって初の連絡乗車券となる。

十和田観光電鉄のモハ3401(写真左)とモハ3603(同右)

青い森鉄道の三沢駅から十和田市駅を結ぶ十和田観光電鉄線は、今年3月31日をもって鉄道線としての使命を終える。同路線への感謝を込めた共同企画として、国鉄時代には当たり前だったという連絡運輸が"復活"することに。

十和田観光電鉄版と青い森鉄道版の2種類のセットが発売される

今回発売される連絡乗車券は計2種類。十和田観光電鉄版はモハ3603とモハ3401をつないだ編成などが表紙にデザインされ、十和田市~千曳間の往復乗車券と三沢駅入場券がセットに。青い森鉄道版では青い森701系などが表紙にデザインされ、千曳から十和田市駅まで、十和田市駅から八戸駅までの連続乗車券と三沢駅入場券がセットになった。

十和田観光電鉄版は十和田市駅窓口で1,000セット発売。青い森鉄道版は十和田観光電鉄三沢駅の窓口で1,000セット発売される(青い森鉄道三沢駅での発売はなし)。また、郵送受付も行っている。価格は各セットともに2,380円。発売期間は3月31日までで、売り切れ次第販売終了となる。

なお、この連絡乗車券の発売を記念し、携帯電話向けソーシャルゲーム「きまぐれ鉄道ぶらり旅」を運営するアイテック阪急阪神との共同キャンペーン「十和田観光電鉄×青い森鉄道×きまぐれ鉄道ぶらり旅 コレクションキャンペーン」も実施されるとのこと。