2月4日公開の映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』の完成披露試写会が19日、東京・新宿バルト9で行われ、俳優の岩永洋昭、お笑いタレントのケンドーコバヤシ、歌手のAIが出席した。

映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』の完成披露試写会にサプライズで登場したケンドーコバヤシ 拡大画像を見る

1989年から20年以上も連載されている三浦建太郎原作の超人気コミック『ベルセルク』の劇場版第1弾となる本作は、ファンの中でも人気が高い黄金時代3部作の第1章として製作。中世のヨーロッパを下敷きにした剣と魔法の世界を舞台に、傭兵集団"鷹の団"率いるグリフィスと出会って宿命に翻ろうされる孤独な傭兵ガッツの姿を描く。

主人公ガッツ役の声を担当した岩永は「細かい指示はありましたが、基本的には監督さんからは『そのままやってくれ』と言われたので地のままでやりました。ですから苦労とかはなかったですね」と話し、「日本のみならず世界でも人気の『ベルセルク』。世界に名だたるSTUDIO4℃さんと皆さんの力が加わって素晴らしい作品になっています」とアピールした。

この日は、劇中で傭兵バズーノ役の声を担当したケンドーコバヤシが、シークレットゲストとして劇中さながらの西洋甲冑に身を包み、甲冑軍団を率いて登場。兜を外してケンドーコバヤシと分かるや客席からどっと歓声が沸き「熱かった~。脱水症状ですよ…」とさすがのケンドーも30キロにも及ぶ西洋甲冑にはお手上げ状態の様子だったが、「今回は30人斬りのバズーノ役といことで役作りをしようと思いまして、女性30人斬ってやろうと思いましたね。有料2人で限界でしたけど」と得意の下ネタを炸裂して笑わせた。また、舞台あいさつの最後には、劇中でエンディングテーマ『ウツクシキモノ』を歌うAIが同曲を生披露。訪れた観客を釘付けにした。

映画『ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵』は2月4日より全国ロードショー。また、同シリーズの第2章『ベルセルク 黄金時代篇II ドルドレイ攻略』が6月23日、第3章『ベルセルク 黄金時代篇III 降臨』が2012年冬に公開を予定している。