JTBパブリッシングは19日、『時刻表復刻版』シリーズから3冊を電子書籍として発売する。iPhone / iPad向けは「BookGate」で、Android端末向けはアンドロイドマーケットから購入できる。
『JTB時刻表』は80年以上の伝統を持ち、昨年1月には『時刻表復刻版』シリーズの2冊を電子書籍化した(詳細は既報の通り)。今回の第2弾では、シリーズの中でも人気の高い3冊が電子書籍に。
新たに電子書籍化された3冊のうち、創刊号にあたる『汽車時間表1925年4月号』では、いまから87年前、大正末期の日本の路線図や運行ダイヤを掲載している。山手線がまだ環状線ではなかったこと、一方で当時から深夜0時すぎに運転する列車があったことなど、さまざまな発見があり、資料価値の高い1冊に。『1961年10月号』では、急行や特急の大増発で現在も「さんろくとう白紙ダイヤ改正」(サンロクトオ)として語り継がれるダイヤを掲載。東海道新幹線開業や東京オリンピック開催間近の『1964年9月号』では、東海道新幹線の当時の最新ニュースも紹介されている。
3冊とも全ページを完全収録しており、広告ページもそのまま掲載。書籍版は現在品切れのため、電子書籍版のみ入手可能となっている。価格は各1,500円。