日本ヒューレット・パッカードは19日、液晶一体型PC「HP TouchSmart PC」「HP Omni PC」の両シリーズの春モデルを発表した。量販店モデルは1月下旬より、HP Directplusモデルは19日より、それぞれ発売となる。
HP TouchSmart PCシリーズ
タッチ機能搭載の「HP TouchSmart PCシリーズ」は、「HP TouchSmart PC 520」と「HP TouchSmart PC 320」に新モデルが登場。最上位の「HP TouchSmart PC 610」は、現行製品が継続販売となる。
23インチの「HP TouchSmart PC 520」には、選択可能なCPUとしてCore i3-2120(3.3GHz)が追加され、3TBのHDDも選べるようになった「520-1160jp」が登場。HP Directplusモデルの基本構成は、Core i3-2120に4GBメモリ、1TBのHDDという仕様で価格が69,930円。店頭モデルはPentium G630(2.7GHz)搭載のスタンダードモデルとCore i5-2400S(2.50GHz)搭載のパフォーマンスモデルが用意されており、店頭予想価格はスタンダードモデルが15万円前後、パフォーマンスモデルが17万5千円前後。店頭モデルはいずれもメモリが従来の4GBから8GBへ倍増し、グラフィックスもAMD Radeon HD 6450AからNVIDIA GeForce GT 520Mへと変更されている。なお、Directplusモデル・量販店モデルともにMADE IN TOKYOモデルとなっている。
20インチの「HP TouchSmart PC 320」は、冬モデルのデュアルコアのAMD A4-3400(2.70GHz)からプロセッサを強化。HP Directplusモデル「320-1120jp」と店頭販売のスタンダードモデル「320-1130jp」はA4-3420(2.80GHz)、店頭販売のパフォーマンスモデル「320-1150jp」はクアッドコアのA6-3620(2.2GHz)を搭載する。「320-1120jp」の基本構成価格は69,930円、「320-1130jp」の店頭予想価格は9万円前後、「320-1150jp」の店頭予想価格は11万円前後。
HP Omni PCシリーズ
タッチ機能非搭載の「HP Omni PC」シリーズは、いずれもCPUなどをアップデートした新製品として、HP Directplusには21.5インチモデルの「HP Omni PC 220-1120jp/CT」、店頭販売には20インチモデルの「HP Omni PC 120-1150jp」「HP Omni PC 120-2150jp」が登場。また、従来は「HP TouchSmart PC」のみに付属していたソフトウェア「HP マジック・キャンバス」が「HP Omni PC」にも付属するようになっている。
「HP Omni PC 220-1120jp/CT」では、選択可能なCPUのうちエントリー向けのものがPentium G630(2.70GHz)/Core i3-2120(3.30GHz)にアップデートされ、大容量の3TB HDDが選択可能となった。Pentium G630に2GBメモリ、500GB HDDを搭載した基本構成時の価格は49,980円。3波対応のデジタルテレビチューナーもオプションとして用意されているほか、従来どおりCore i5-2400S(2.50GHz)/Core i7-2600S(2.80GHz)も選べる。
「HP Omni PC 120-1150jp」「同 2150jp」はPentium G630に4GBメモリ、1TBのHDDという構成で店頭予想価格は9万円前後。違いはボディカラーで、「1150jp」がブラック、「2150jp」がホワイトとなる。