歌手の西川貴教が18日、都内で行われた文化庁事業の若手アニメーター育成プロジェクト『アニメミライ』の記者発表会に出席した。

「アニメミライ」の記者発表会に出席した西川貴教　拡大画像を見る

この日は同プロジェクトの広報大使を務める西川貴教が登場。西川は「僕は根っからの暗い男の子なんです。小さい頃は両親が共稼ぎでしたから、たった一つの友達がアニメしかなかったという状況でした。道徳的な観念なんかはアニメから教わったことが大きかったですね」と大のアニメ好きであることを明かし、「デジタル化のものがこれだけ多くなってくると量産しなくてはならない。家電もそうですが、アニメも海外にシフトされて日本のアニメーターの方々もバイトしながらされている方々もいる。僕の力で何とかなるとは思いませんが、広報大使としてクッションなり考える機会になればと思っています」と日本が抱えるアニメの制作現場の問題を提起していた。

西川といえば、モデルでタレントの菜々緒と交際中。会見では、主催側の意向で会見中は菜々緒関連の質問は出なかったが、最後の写真撮影中にリポーターが「結婚は?」と問い掛けると「とりあえず大使もあるし、色々やることがありますから。後厄だし喪中なんで」とはぐらかして足早に会場を後にした。

アニメ制作環境の問題解決に正面から取り組み、日本アニメの振興を図る目的として昨年からスタートした文化庁の同プロジェクト。2年目を迎えた今年は、採択されたプロダクション4社がアニメ作品を制作。作品を通して人材育成が実施されたほか、今年3月から劇場公開やテレビ放送、ネット配信などが予定されている。