クリエイティブメディアは、クアッドコアのオーディオ&ボイスプロセッサ「Sound Core3d」を搭載したPCI Express x1用サウンドカードの新しい上位モデルとして、「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion」と「PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio」を発表した。それぞれ1月下旬より発売し、価格はオープン。同社の直販サイト「クリエイティブストア」での価格は、「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatality Champion」が20,800円。「PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio」が16,800円。
「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion」は、「PCIe Sound Blaster Recon3D」シリーズのハイエンドモデル。PCケースの3.5/5インチベイに装着してフロントアクセスを可能にする「Sound Blaster I/Oドライブ」が付属する。PC前面からボリュームの調整が行えるほか、スピーカー/ヘッドホンの出力を切り替えることが可能。
世界的なプロゲーマーJonathan"Fatal1ty"Wendelシグネチャモデルで、メイン基板は"プロテクションシールド"と呼ばれるカバーで覆われている。搭載LEDは赤。
ヘッドホンやスピーカーなどの再生環境を問わず、サラウンドスピーカーをバーチャルに作り出す「THX TruStudio Proテクノロジー」を搭載。また、オンラインボイスチャット用に開発された「CrystalVoice」により、マイクから混入するバックグラウンドノイズやエコーを低減。専用アレイマイク「Sound Blaster Beamforming マイクロフォンが付属する。
新機能の「スカウトモード」は、ゲーム内の環境音に注目することで、かすかな音を逃さず"音"として感じ取るもの。キーボードの任意のキーに割り当ててオン/オフを切り替えられる。PCのサウンドをリアルタイムでDolby Digital信号にエンコードする「Dolby Digital Liveエンコード機能」や、最大125mW出力のヘッドホンアンプを搭載し、600Ωインピーダンスのヘッドホンを駆動可能。
入出力端子は、アナログライン入力端子/マイク入力共用端子(3.5mmミニステレオ)、ヘッドホン出力端子(3.5mmミニステレオ)、ライン出力端子×3(3.5mmミニステレオ)、光デジタル出力端子(角型)、光デジタル入力端子(角型)、Intel フロントパネルオーディオコネクタ。
「Sound Blaster I/Oドライブ」には、ヘッドホン出力端子(3.5mmミニステレオ)、マイク入力端子(3.5mmミニステレオ)、AUX入力端子(RCA)が搭載されている。3.5インチベイに装着する場合はAUX入力端子(RCA)は利用できない。
デジタル入力サンプリング周波数は16/24bitの44.1/48/96kHz、デジタル出力サンプリング周波数は16/24bitの44.1/48/96kHz。対応APIはDirectSound/DirectSound 3D、EAX 1.0/2.0、EAX ADVANCED HD 4.0/5.0、Open AL。ゲーム用オーディオAPI EAX ADVANCED HD 5.0にも対応。対応OSはWindows 7。カードサイズ/重量は約125×111mm/約199g。
もう1つの「PCIe Sound Blaster Recon3D Professional Audio」は、「PCIe Sound Blaster Recon3D」シリーズのミッドレンジモデル。メイン基板は"プロテクションシールド"と呼ばれるカバーで覆われ、搭載LEDは青。
光デジタルケーブルとアナログ3.5mm-RCAケーブルが付属する。また、様々なオーディオ録音や編集が可能な11種類のオーディオツールを収録した「Cretive Medeia Tool box」のフル版をバンドル。そのほか、入出力端子類や仕様などは「PCIe Sound Blaster Recon3D Fatal1ty Champion」と同等となっている。