パナソニックは17日、ポータブルナビゲーションデバイス(PND)「旅ナビ」の新モデル「CN-SG510L」「CN-SG510D」を発表した。発売は2月10日で、価格はオープン。推定市場価格はCN-SG510L、CN-SG510Dともに6万円前後となっている。2モデルは機能・仕様が同じで、相違点はSG510Lの販路が家電製品ルート、SG510Dがカー用品取扱ルートという点のみ。
街歩きの際の楽しみを追求し、歩行者向けに利便性のある機能を追加したモデル。測位にはGPSを、方角検知には電子コンパス(歩行モード時のみ利用可)を利用する。
歩行者専用道路や歩道橋などのデータを反映した歩行者用詳細地図がmicroSDHCカードに収録され、エレベーターを使ったり、公園を横切ったりする歩行者ならではのルート検索が可能になった。歩行者用地図は全国1,002都市・10m縮尺のものを収録。歩行モード利用時は、横画面表示・縦画面表示ともに可能で、持ちやすいスタイルを選べる。また、「にぎやかな通り優先」「屋根の多い通り優先」「歩き易さ優先」「カロリー消費優先」「おまかせ」と5種類のルート検索が行えるので、雨天時の歩行やダイエット時などの状況に応じたルート選択が可能。
散策をより楽しくしてくれる機能としては、「寄り道コンシェルジュ」や新しくなった「街並みスコープ」を搭載。寄り道コンシェルジュは、あらかじめお気に入りスポットを設定しておくと、目的地に向かうルート周辺にある際に案内してくれるというもの。「ジャンルで探す」を選択すると、周辺にある情報を自分で調べることもできる。一方の街並みスコープは、街並みを実写表示することで目的地へのルートをより現実的に把握できるようにするものだ。目的地へ到達するために進むべき方角が矢印で示されるので、旅行時など初めて歩く街でも安心して使用できる。
そのほか、カメラ機能も搭載されており、GPSを併用した「何これカメラ」機能も便利だ。これは、建物などに向けてカメラの撮影ボタンを押すと、付近の施設情報を検索して表示してくれるというもの。なお、カメラは通常の撮影も可能で、有効画素数は200万画素、撮像素子は1/4型CMOSで、記録メディアはSD/SDHCカード、記録形式はJPEGとなっている。
付属のmicroSDHCカードに収録されている地図データは昭文社の「MAPPLEガイド」で、約100冊分・約73,000件のスポット情報が利用できる。オプションのガイドブック情報もパナソニックの直販サイト「パナセンス」で購入して追加することが可能。
主な仕様は次の通り。モニターは480×272ドット・5V型ワイド液晶、内蔵スピーカー(音声案内用)は定格出力1W・最大出力1.5W。バッテリーは内蔵式のリチウムイオン充電池で、連続使用可能時間は通常のナビゲーション時が約2時間半、省電力モード時が約6時間。なお、本機にはワンセグ受信機能も搭載されており、同機能利用時の連続使用時間は約2時間50分となっている。
サイズはW152×D18.5(最薄部17mm)×H92mm、重量は249gだ。
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