カシオ計算機は13日、「エコマークアワード2011」で同社のデータプロジェクターが「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞したと発表した。

今回より新設された「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」を受賞した、データプロジェクター スタンダードモデル(3000ルーメンモデル)

「エコマークアワード」のロゴ(2011年版)

「エコマークアワード」は、「消費者の環境を意識した商品選択、企業の環境改善努力による、持続可能な社会の形成」という課題に積極的に取り組む企業・団体を表彰する制度として2010年に創設された。主催は日本環境協会。今回より新設された「プロダクト・オブ・ザ・イヤー」に、カシオのデータプロジェクターが選出された。プロダクト・オブ・ザ・イヤーは、環境性能や先進性、エコフレンドリーデザインなどの点を考慮して、エコマーク認定を受けた全商品から選考委員が決定する。

従来のプロジェクターが高圧水銀ランプを使用し、寿命が短いことや廃棄方法などが課題とされているのに対して、表彰されたカシオのデータプロジェクターは、3000ルーメンという高輝度ながらLEDランプを使用した長寿命、ライフサイクル全体にわたる環境配慮設計が評価された。エコマーク基準の寿命が3000時間であるのに対して、表彰商品の寿命は20000時間。また、消費電力も最大190Wで、エコマーク基準の311Wよりはるかに低く抑えられている。

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