俳優の五十嵐信次郎(ミッキー・カーチス)、濱田岳、女優の吉高由里子らが、14日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、映画『ロボジー』の初日舞台挨拶に出席した。
映画『ロボジー』は、家電メーカー・木村電器の窓際社員3人組が、社長から二足歩行のロボットの開発を命じられ、ロボット作りに奔走するが、ロボット博まであと1週間というところで制作中のロボット"ニュー潮風"が木端微塵に大破する。窮地に陥った3人は、ロボットの中に人間を入れて誤魔化すという計画を立て、ロボットにぴったり収まる人間として、一人暮らしの偏屈な老人・鈴木重光を選ぶが――というストーリー。、
舞台挨拶には、五十嵐(ミッキー・カーチス)、濱田、吉高のほか、川合正悟(Wエンジン チャンカワイ)、川島潤哉、矢口史靖監督とロボットのニュー潮風が出席。矢口監督は、「何から何まで大好きな素材で出来た映画。皆さん楽しんで観て下さい」とPR。濱田は、新人俳優・五十嵐信次郎として主演を務めたミッキーに「右も左も分からない新人俳優が主演でどうなることかと思ったけど、映画が完成して良かった。これからも頑張ろうな」と肩を抱くと、ミッキーは「これからも宜しくー」と挨拶。矢口監督は「ミッキーさんはスマートフォンも使いこなして、撮影中は岳くんにヘンテコなアプリを教えたりしてました」と明かすと、濱田は「『息を吹きかけて』って言われて吹いたら、女の子のスカートがふわっと……」と暴露し観客を笑わせていた。
ミッキーは、ロボットに入れてみたい人を聞かれ、「監督を閉じ込めたい。冬の北九州の撮影は寒くて大変だった。風が吹くとビンビンに凍っちゃう」と苦労を語っていたが、濱田は「73才のおじいちゃんを入れるのは快感でしたよ。小声で『頸動脈が……』って聞こえた時は、さすがに焦りましたけど、面白かった」とエピソードを披露した。一方、吉高を入れたら? という話になると、「ムラタセイサク君を踏み潰しそう」(矢口監督)、「ロボット戦争映画になる」(川合)、「考えたくもない」(濱田)と大盛り上がり。その散々の言われように吉高は「止めてよー!」と苦笑いしていた。
また、イベントには、映画にも登場しているムラタセイサク君、ヴイストン ティクノ、オムニゼロポイント7、オムニゼロポイント9、アルクノン?の5体の本物のロボット達もお祝いに駆けつけ、それぞれの特技をアピール。吉高が「可愛いですね。50年後とか100年後が楽しみ」と笑顔でコメントすると、隣にいたニュー潮風が対抗心を燃やして、"おてもやん"を披露。ヴイストン ティクノに「ヤッパリ、ニューシオカゼニハカナワナイナ」と言わしめ、ご満悦の様子だった。
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